インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デザイン上の推奨事項

ID 683082
日付 4/13/2020
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ドキュメント目次

2.2.3.1. 組み合わせロジック出力のレジスター

組み合わせロジックの出力をクロック信号または非同期リセット信号として使用すると、デザインにグリッチが発生することが予想されます。同期デザインでは、レジスターのデータ入力のグリッチは結果を伴わない通常のイベントです。ただし、レジスターへのクロック入力(または非同期入力)のグリッチまたはスパイクは、重大な結果をもたらす可能性があります。

狭いグリッチは、レジスターの最小パルス幅要件に違反する可能性があります。また、グリッチがクロック入力に到達したときにレジスターのデータ入力が変更されると、セットアップおよびホールド要件に違反する可能性があります。デザインがタイミング要件に違反していない場合でも、レジスター出力が予期せず値を変更し、デザインの他の場所で機能的な危険を引き起こす可能性があります。

これらの問題のために、組み合わせロジックの出力はクロック信号として使用する前に必ずラッチしておきます。

図 9. 推奨されるクロック生成手法

組み合わせロジックの出力をラッチすると、組み合わせロジックで生成されるグリッチはレジスターのデータ入力でブロックされます。