インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デザイン上の推奨事項

ID 683082
日付 4/13/2020
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ドキュメント目次

1.4.1. HDL コードからのメガファンクションの推測

RAM機能を推測するために、合成ツールは特定のタイプのHDLコードを認識し、検出されたコードをテクノロジー固有の実装にマップします。 専用RAMブロックを持つデバイスファミリーの場合、 インテル® Quartus® PrimeソフトウェアはIntel FPGA IPコアを使用て、デバイス・メモリー・アーキテクチャーをターゲットとします。

合成ツールは通常、多次元配列タイプを持つすべての信号と変数を考慮し、必要に応じてRAMブロックを作成します。これは、HDLソース記述での信号または変数の割り当てまたは参照方法に基づいています。 

標準の合成ツールは、シングルポートおよびシンプル・デュアル・ポート(1つのリード・ポートと1つのライト・ポート)RAMブロックを認識します。一部の合成ツール( インテル® Quartus® Primeソフトウェアなど)は、特定のIntel FPGAデバイスでメモリーブロックにマップする真のデュアルポート(2つのリード・ポートと2つのライト・ポート)RAMブロックも認識します。

一部のツール( インテル® Quartus® Primeソフトウェアなど)また、2つのインデックスによって参照(リード/ライト)される配列変数および信号のメモリーブロックを推測し、特定のコーディング・スタイルの幅とバイトが混在するRAMを認識します。

注: デザインに、合成ツールが認識および推論しないRAMブロックが含まれている場合、コンパイルの問題を引き起こす可能性のあるシステムメモリーが大量に必要になる場合があります。