HDMI インテル® Arria 10 FPGA IPデザイン例のユーザーガイド

ID 683156
日付 5/12/2021
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ドキュメント目次

3.9. ハードウェアの設定

HDMI Intel® FPGA IPのデザイン例はHDMI 2.0bに対応しており、標準HDMIビデオストリームのループスルーのデモンストレーションを実行します。
ハードウェアのテストを実行するには、HDMI対応デバイス (HDMIインターフェイスを備えるグラフィック・カードなど) をトランシーバー・ネイティブPHY RXブロック、およびHDMIシンク入力に接続します。
  1. HDMIシンクは、ポートを標準ビデオストリームにデコードし、クロック・リカバリー・コアに送信します。
  2. HDMI RXコアは、ビデオデータ、補助データ、およびオーディオデータをデコードします。それらは、DCFIFOを介して並列にHDMI TXコアにループバックされます。
  3. FMCドーターカードのHDMIソースポートは、画像をモニターに送信します。
注: 別のインテルFPGA開発ボードを使用する場合は、デバイスの割り当てとピンの割り当てを変更する必要があります。トランシーバーのアナログ設定は、 インテル® Arria® 10 FPGA開発キットとBitec HDMI 2.0ドーターカードに対してテストされます。設定は、ご利用のボードに向けて変更することができます。

オンボードのプッシュボタンとユーザーLEDの機能
プッシュボタン/LED 機能
cpu_resetn

1回押すと、システムリセットが実行されます。

user_pb[0]

1回押すと、HPD信号が標準のHDMIソースに切り替わります。

user_pb[1]
  • 長押しすることで、DVIでエンコードされた信号を送信するようにTXコアに指示します。
  • リリースすると、HDMIでエンコードされた信号が送信されます。
user_pb[2]
  • 長押しすることで、サイドバンド信号からのInfoFrameの送信を停止するようにTXコアに指示します。
  • リリースすると、サイドバンド信号からのInfoFrameの送信が再開します。
USER_LED[0]
RX HDMI PLLのロックステータス
  • 0 = ロックされていません
  • 1 = ロックされています
USER_LED[1]
RXトランシーバーのレディーステータス
  • 0 = レディーではありません
  • 1 = レディー状態です
USER_LED[2]
RX HDMIコアのロックステータス
  • 0 = 少なくとも1チャネルがロックされていません
  • 1 = 3チャネルはすべてロックされています
USER_LED[3]
RXのオーバーサンプリング・ステータス
  • 0 = オーバーサンプリングなし ( インテル® Arria® デバイスでは、データレート > 1,000Mbps)
  • 1 = オーバーサンプリングあり ( インテル® Arria® デバイスでは、データレート < 100Mbps)
USER_LED[4]
TX HDMI PLLのロックステータス
  • 0 = ロックされていません
  • 1 = ロックされています
USER_LED[5]
TXトランシーバーのレディーステータス
  • 0 = レディーではありません
  • 1 = レディー状態です
USER_LED[6]
TXトランシーバーPLLのロックステータス
  • 0 = ロックされていません
  • 1 = ロックされています
USER_LED[7]
TXのオーバーサンプリング・ステータス
  • 0 = オーバーサンプリングなし ( インテル® Arria® デバイスでは、データレート > 1,000Mbps)
  • 1 = オーバーサンプリングあり ( インテル® Arria® デバイスでは、データレート < 1,000Mbps)