HDMI インテル® Arria 10 FPGA IPデザイン例のユーザーガイド

ID 683156
日付 5/12/2021
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ドキュメント目次

4.7.2. HDCPのソフトウェア・パラメーターの変更

HDCPのデバッグプロセスを容易にするために、hdcp.cのパラメーターを変更することができます。次の表は、コンフィグレーション可能なパラメーターとその機能を一覧にまとめています。

パラメーター 機能
SUPPORT_HDCP1X TX側でHDCP 1.4を有効にします
SUPPORT_HDCP2X TX側でHDCP 2.3を有効にします
DEBUG_MODE_HDCP TX HDCPのデバッグメッセージを有効にします
REPEATER_MODE HDCPデザイン例のリピーターモードを有効にします

パラメーターを変更するには、hdcp.cで値を目的の値に変更します。コンパイルを開始する前に、build_sw_hdcp.shに次の変更を加えます。

  1. 次の行を検索してコメントアウトし、変更されたソフトウェア・ファイルが インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアのインストール・パスの元のファイルに置き換えられないようにします。
  2. 「./build_sw_hdcp.sh」を実行し、更新されたソフトウェアをコンパイルします。
  3. 生成される.elfファイルは、次の2つの方法によってデザインに含めることができます。
    1. 「nios2-download -g <elf file name>」を実行します。ダウンロード・プロセスが完了したら、システムをリセットして適切な機能を確保します。
    2. 「quartus_cdb –-update_mif」を実行し、メモリー初期化ファイルを更新します。アセンブラーを実行して新しい.sofファイルを生成します。これには、更新されたソフトウェアが含まれます。