HDMI インテル® Arria 10 FPGA IPデザイン例のユーザーガイド

ID 683156
日付 5/12/2021
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ドキュメント目次

3.6. クロックスキーム

次のクロックスキームは、HDMI Intel® FPGA IPデザイン例のクロックドメインを表しています。
図 26.  HDMI Intel® FPGA IPデザイン例のクロックスキーム ( インテル® Quartus® Primeプロ・エディション)
図 27.  HDMI Intel® FPGA IPデザイン例のクロックスキーム ( インテル® Quartus® Primeスタンダード・エディション)
表 39.  クロックスキームの信号
クロック デザインにおける信号名 説明
TX IOPLL/TX PLLリファレンス・クロック1 hdmi_clk_in

TX IOPLLおよびTX PLLへのリファレンス・クロック。クロック周波数は、HDMI TX TMDSクロックチャネルからの想定されるTMDSクロック周波数と同じです。

このHDMI Intel® FPGA IPデザイン例では、このクロックはデモンストレーションの目的でRX TMDSクロックに接続されています。アプリケーションでは、プログラミング可能なオシレーターからTMDSクロック周波数の専用クロックを供給し、ジッター性能を向上させる必要があります。

注: トランシーバーのRXピンをTX PLLリファレンス・クロックとして使用しないでください。HDMI TX refclkをRXピンに配置すると、デザインがフィットしなくなります。
TXトランシーバー・クロック出力 tx_clk

トランシーバーから回復されるクロック出力で、周波数はデータレートとクロックあたりのシンボルによって異なります。

TXトランシーバー・クロック出力の周波数 = トランシーバーのデータレート / (クロックあたりのシンボル * 10)

TX PLLシリアルクロック tx_bonding_clocks

TX PLLによって生成されるシリアル高速クロック。クロック周波数は、データレートに応じて設定されます。

TX/RXリンク・スピード・クロック ls_clk

リンク・スピード・クロック。リンク・スピード・クロックの周波数は、想定されるTMDSクロック周波数、オーバーサンプリング係数、クロックあたりのシンボル数、およびTMDSのビットとクロックの比率によって異なります。

TMDSのビットとクロック比 リンク・スピード・クロックの周波数
0 TMDSクロック周波数 / クロックあたりのシンボル
1 TMDSクロック周波数 * 4 / クロックあたりのシンボル
TX/RXビデオクロック vid_clk
ビデオ・データ・クロック。ビデオ・データ・クロックの周波数は、色深度に基づきTXリンク・スピード・クロックから導出されます。
TMDSのビットとクロック比 ビデオ・データ・クロックの周波数
0 TMDSクロック / クロックあたりのシンボル / 色深度係数
1 TMDSクロック * 4 / クロックあたりのシンボル / 色深度係数
色あたりのビット 色深度係数
8 1
10 1.25
12 1.5
16 2.0
RX TMDSクロック tmds_clk_in

HDMI RXからのTMDSクロックチャネルで、IOPLLへのリファレンス・クロックに接続します。

RX CDRリファレンス・クロック0/TX PLLリファレンス・クロック0 fr_clk

RX CDRおよびTX PLLへのフリーランニングのリファレンス・クロック。このクロックは、電源投入時のキャリブレーションに必要です。

RX CDRリファレンス・クロック1 iopll_outclk0

RXトランシーバーのRX CDRへのリファレンス・クロック

データレート RXリファレンス・クロック周波数

データレート < 1Gbps

5 × TMDSクロック周波数

1Gbps < データレート < 3.4Gbps

TMDSクロック周波数

データレート > 3.4Gbps

4 × TMDSクロック周波数
  • データレート < 1Gbps: オーバーサンプリングに使用し、トランシーバーの最小データレート要件を満たします。
  • データレート > 3.4Gbps: TMDSのビットレートとクロックの比率の1/40を補正し、トランシーバーのデータレートとクロックの比率を1/10に保ちます。
注: トランシーバーのRXピンをCDRリファレンス・クロックとして使用しないでください。HDMI RX refclkをRXピンに配置すると、デザインがフィットしなくなります。
RXトランシーバー・クロック出力 rx_clk

トランシーバーから回復されるクロック出力で、周波数はデータレートとクロックあたりのシンボルによって異なります。

RXトランシーバー・クロック出力の周波数 = トランシーバーのデータレート / (クロックあたりのシンボル * 10)

管理クロック

mgmt_clk

次のコンポーネントに対するフリーランニングの100MHzクロックです。
  • リコンフィグレーションに使用するAvalon-MMインターフェイス
    • 周波数範囲の要件は100から125MHzです。
  • トランシーバー・リセット・シーケンスに使用するPHYリセット・コントローラー
    • 周波数範囲の要件は1から500MHzです。
  • IOPLLリコンフィグレーション
    • 最大クロック周波数は100MHzです。
  • 管理のためのRXリコンフィグレーション
  • CPU
  • I2Cマスター
I2Cクロック i2c_clk

100MHzのクロック入力で、I2Cスレーブ、HDMI RXコアのSCDCレジスター、およびEDID RAMにクロックを提供します。