PCI Express*向け F-タイル Avalon® ストリーミングのインテル® FPGA IPユーザーガイド

ID 683140
日付 4/27/2023
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ドキュメント目次

4.2. TLPバイパスモード

PCIe用のF-タイル Avalon-STIPには、ダウンストリームポートとアップストリームポートの両方にTLPバイパスモードが含まれており、次のような高度な機能を実装できます。
  • スイッチのアップストリームポートまたはダウンストリームポート。
  • 特定のユーザー要件を満たすためのトランザクション層のカスタム実装。
表 52.  サポートされているTLPバイパスコンフィグレーションUP=アップストリームポート; DN=ダウンストリームポート
IP Mode Port Mode
1x16

RDN

2x8

UP/UP

RUP/RDN

EP/UP

DN/DN

4x4

UP/UP/UP/UP

DN/DN/DN/DN

TLPバイパスモードのF-タイル Avalon-STIP IPには、リンク操作に関連するPCIeコンフィグレーション・スペース・レジスターの一部が含まれています。

F-タイル Avalon-ST IPは、Avalon-STインターフェイス(すべてのTLPトラフィック用)、User Avalon-MMインターフェイス(ハードIP Reconfigurationインターフェイス経由、Lite TLのコンフィグレーション・レジスターのアクセス用)およびその他のその他の信号を介してアプリケーション・ロジックとインターフェイスします。

TLPバイパスモードでは、F-タイルは自律型ハードIP機能をサポートします。 FPGAファブリックがCRSコードを使用したコンプリーションでユーザーモードに入る前に、コンフィギュレーションアクセスに応答します。ただし、TLPバイパスモードでは、CvPの初期化と更新はサポートされていません。

TLPバイパス機能が有効になっている場合、F-タイル Avalon-ST IPは受信したTLPを内部で処理せず、ユーザー・アプリケーションに出力します。これにより、アプリケーションはカスタムトランザクション層を実装できます。

注: TLPバイパスモードでは、PCIe ハードIPはECRCを生成/チェックせず、受信したTLPにECRCがある場合はECRCを削除しません。
図 51. TLPバイパスモード