ブロックベース・デザイン ユーザーガイド: インテル® Quartus® Prime プロ・エディション

ID 683247
日付 5/07/2018
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ドキュメント目次

1.5. デザイン分割

ブロックベース・デザインフローを使用するには、まずデザインの階層インスタンスからデザイン・パーティションを作成する必要があります。その上でコンパイラーはデザイン・パーティションを別々に処理し、ブロックベースの機能を許可します。

デフォルトでは、すべてのIntel Quartus Primeプロジェクトには単一のルート・パーティションが含まれています。ルート・パーティションにはすべてのペリフェラル・リソースが含まれ、コアリソースが含まれることもあります。ルート・パーティションを再利用するためにエクスポートすると、エクスポートされたパーティションは、ペリフェラル再利用コア・パーティション内のロジックをすべて除外します。ペリフェラル要素をエクスポートして再利用するには、ルート・パーティションをエクスポートします。

パーティションを作成すると、そのパーティション内の階層すべてが親パーティションの一部になり、子パーティションは親の保持属性を継承します。パーティションは、パーティション間でのマージまたは最適化を防止するロジック境界を作成します。 デザイン階層内のデザイン・パーティションはデザイン・パーティションとの関係および境界を図解しています。

図 5. デザイン階層内のパーティションのデザイン
注:
  • インスタンスBFはデザイン・パーティションです。
  • Partition B にはサブ・インスタンスDEが含まれています。
  • ルート・パーティションには、 トップレベル・インスタンスAとインスタンスCが含まれています。これはCがどのパーティションにも割り当てられていないためです。

デザイン・パーティションは、インスタンスを論理的に分離することにより、ブロックベースのインクリメンタル・コンパイルとデザインブロックの再利用を容易にします。この論理的な分離により、コンパイラーはデザインの他の部分とは別に各パーティションを合成し、最適化することができます。論理的な分離によって、パーティションの境界を越えてのコンパイラーの最適化を防ぐこともできます。