ブロックベース・デザイン ユーザーガイド: インテル® Quartus® Prime プロ・エディション

ID 683247
日付 5/07/2018
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ドキュメント目次

1.8.1. トップダウン・デザインとボトムアップ・デザインの組み合わせ

トップダウンとボトムアップの両方のデザイン手法の要素を組み合わせて、チームベースのデザインフローを成功させることができます。

トップレベルのデザインには、異なるデベロッパーまたはIPプロバイダーによって作成および最適化される1つ以上のパーティション、およびインクリメンタル・ブロックベース・デザイン・コンパイル用のパーティションを含めることができます。チームベースの環境では、デザインの一部が、あとでその部分を開発することを見込んで、最初は未定義になることがあります。チームリーダーは、不完全なパーティションのトップレベル・デザインに空のパーティションを作成します。デベロッパーまたはIPプロバイダーは、HDLコードを個別に作成して検証することができ、後でチームリーダーは、コードを単一のコンシューマー・プロジェクトに統合します。パーティションを簡単に統合するには、完成したパーティションをデザインに段階的に追加し、これらの最適化をトップレベル・デザインに制限します。

デベロッパーまたはIPプロバイダーは、同じトップレベル・プロジェクトのコピーで作業することもできます。デベロッパーまたはIPプロバイダーは、それぞれのデザインブロック用にパーティションを作成し、デザインをコンパイルしてから、そのパーティションをエクスポートすることができます。次に、チームリーダーは、各デザインブロックをデザイン・パーティションとしてトップレベル・デザインに統合します。トップレベルのパーティションのフルチップ配置とルーティングを可能にしてフルデザインの最適化を簡素化するには、トップレベル・デザインで最適化後の結果を必要としない限り、合成されたスナップショットのみをエクスポートして再利用します。