仮想JTAG(altera_virtual_jtag)IP コアのユーザーガイド

ID 683705
日付 10/31/2016
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ドキュメント目次

1.14.1. ライトロジック

RTL は、仮想JTAG IP コアの単一インスタンスを使用して、ライト側ロジックとリード側ロジックの両方の命令をデコードします。IR レジスターは3 ビット幅で、以下の表に示す3 つの命令はRTL でデコードされます。
表 16.  命令レジスター値

命令レジスター値

機能

PUSH

DCFIFO のライト側ロジックに単一の値をライトする命令です。

POP

DCFIFO のリード側ロジックから単一の値をリードする命令です。

FLUSH

FIFO から空になるまでバーストリード・トランザクションを実行する命令です。

IR デコードロジックは、PUSH 命令がIR ポートにあり、virtual_state_sdr がアサートされると、Push_in 仮想DR チェーンをシフトします。write_clock に同期したライトイネーブル・パルスは、virtual_state_udr 信号がHigh になった後にアサートされます。virtual_state_udr 信号は、仮想DR チェーンからの安定性を保証します。以下の図は、DCFIFO のライト側ロジックを示しています。

図 21. DCFIFO のライト側ロジック