仮想JTAG(altera_virtual_jtag)IP コアのユーザーガイド

ID 683705
日付 10/31/2016
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ドキュメント目次

1.14. ランタイムにおけるDCFIFO 内容の変更デザイン例

このデザイン例では、仮想JTAG IP コアとコマンドライン・スクリプトを使用して、ランタイム時にDCFIFO の内容を動的に変更する方法を示します。

仮想JTAG IP コアとともに出荷されるTcl API は、ランタイム時にデータ値を更新したり、制御ビットをトグルするために使用できるコマンドライン・スクリプトを開発するのに理想的なソリューションです。FPGA へのこの可視性は、特に外部機器がスティミュラスを提供することができない場合に、デザインのプロトタイプ段階でデバッグクロージャを迅速に行うのに役立ちます。

このデザイン例は、DCFIFO を実装するQuartus II プロジェクト・ファイルと、ランタイム時にFIFO の内容を変更するために使用されるコマンドライン・スクリプトで構成されています。

RTL は、JTAG 回路と通信する仮想JTAG IP コアの単一インスタンス化で構成されています。DCFIFO のリードポートとライトポートは両方とも50 MHz でクロックされます。SignalTap II Logic Analyzer のインスタンスは、DCFIFO のデータ出力バスをタップして、DCFIFO からのバースト・トランザクションをリードします。以下の項では、RTL 実装およびTcl API を使用したDCFIFO のランタイム制御について説明します。