仮想JTAG(altera_virtual_jtag)IP コアのユーザーガイド

ID 683705
日付 10/31/2016
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ドキュメント目次

1.9. 仮想IR 命令レジスターのキャプチャ-

複数のノードを含むアプリケーションでは、VIR の値をキャプチャーするには、SLD ノードをターゲットにするためにSLD ハブに命令を発行する必要があります。VIR_CAPTURE 命令を使用してVIR を照会することができます。

各NODE VIR レジスターは、USER1 DR チェーンへのパラレル・ホールド・ランク・レジスターとして機能します。sld_hub は、VIR シフト値の先頭にあるビットを使用して、正しいSLD NODE VIR レジスターをターゲットにします。SLD_state_machinevirtual_update_IR をアサートした後、アクティブSLD ノードはUSER1 DR レジスターのVIR_VALUE をラッチします。

以下の図は、USER1 DR レジスターとSLD ノードVIR の相互作用の機能モデルを示しています。ADDR ビットは、sld_hub FSM がvirtual_update_IR 状態を終了した後に、図の選択マックスをターゲットにします。次のUSER1 DR トランザクションでは、USER1 DR チェーンは最後のアクティブなSLD_NODE のVIR をラッチしてTDO からシフトアウトします。したがって、前のシフトサイクルで扱ったノードとは異なるSLD ノードのVIR を取得する必要がある場合は、VIR_CAPTURE 命令を発行する必要があります。sld_hub へのVIR_CAPTURE 命令はアドレスサイクルとして動作し、マックスへの更新を強制します。

図 19. USER1 DR チェーンとSLD ノードVIR の相互作用の機能モデル

VIR_CAPTURE 命令を構成するには、次の命令形式を使用します。

VIR_CAPTURE = ZERO [ (m – 4)..0] ## ADDR [(n – 1)..0] ## 011

この形式では、ZERO[ ] は0 の配列で、## は連結演算子で、mVIR_VALUE の幅で、nADDR ビットの幅です。