仮想JTAG(altera_virtual_jtag)IP コアのユーザーガイド

ID 683705
日付 10/31/2016
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ドキュメント目次

1.15. ハードワイヤード・リビジョン情報のオフロードデザイン例

この例では、GUI を使用して、ハードワイヤードされたリビジョン情報をデザインにオフロードする方法を示します。 GUI は、デザインがコンパイルされた時間、デバイスからのUSERCODE、および実行されたコンパイル反復回数を追跡するコンパイル数をオフロードします。

Quartus II ソフトウェアにはTcl/Tk のインストールが付属しているため、Tk パッケージを使用してデザインとやりとりするためのカスタムGUI を構築できます。多くの場合、JTAG ポートはデバッグ目的でほとんどのデザインに存在するため、使用するのに便利なインターフェイスです。Tk と仮想JTAG インターフェイスを活用することで、仮想フロントパネルの作成や簡単なソフトウェア・アプリケーションの作成など、ラピッド・プロトタイピングを実行できます。以下の図はデザインの構成を示しています。

図 25. デザインの構成例

Tcl スクリプトは、プロジェクトが完全にコンパイルされる度に、ハードコードされたバージョン管理情報を含むVerilog ファイルを作成して更新します。Tcl スクリプトは、プロジェクトの.qsf ファイルに次のアサインメントを追加することによって自動的に実行されます。

このデザイン例でシフトアウトされたUSERCODE 値は、ユーザが設定可能な32 ビットのJTAG レジスターです。この値は、Device and Pin Options ダイアログボックスを使用してQuartus II ソフトウェアで設定されます。