インテル® Stratix® 10 ハード・プロセッサー・システム (HPS) コンポーネント・リファレンス・マニュアル

ID 683516
日付 11/30/2018
Public
ドキュメント目次

2.2.2.1. FPGA-to-HPSスレーブ・インターフェイス

以下が、FPGA-to-HPSインターフェイスの説明です。
  • ACE-Liteに準拠する128ビット幅のスレーブで、FPGAマスターがHPSにトランザクションを発行できるようにします。
  • Interface Specificationドロップダウンを使用し、 AXI* -4に準拠するスレーブにコンフィグレーション可能です。
FPGA-to-HPSインターフェイスのデータ幅は固定されているため、以下の内容を行うことができます。
  • Enable/Data Widthドロップダウンで、インターフェイスを無効 (未使用) にするか、128ビット幅で有効にするかを選択できます。
  • Ready Latency pipelineドロップダウンは、FPGA ファブリックで柔軟に利用可能な、レディー・レイテンシーのパイプライン化をコンフィグレーションします。これは、FPGA-to-HPS境界のタイミング・クロージャーを容易にし、深度0 (なし)、1、2、3、4にコンフィグレーション可能です。
  • Bridge address widthは20ビットから37ビットにコンフィグレーション可能で、これによりFPGA ファブリックが、HPSアドレススペースの大部分にアクセス可能になります。 インテル® Address Span Extenderコンポーネントを使用すると、FPGA ロジックのマスターは、ブリッジよりも狭いアドレス幅で、容易にHPSアドレススペースにアクセスすることが可能になります。

詳細は、本マニュアルの「アドレス・スパン・コンポーネント・エクステンダーを使用する」の章を参照ください。

このブリッジを有効にすると、f2h_axi_slavef2h_axi_clockおよび f2h_axi_resetインターフェイスが利用できるようになります。

このインターフェイスにより、FPGAはHPSスレーブの大部分にアクセスできるようになります。ACE-Liteスレーブとしてコンフィグレーションされる場合、このインターフェイスはメモリーに一貫性のあるインターフェイスを提供します。 Avalon® Memory Mapped (Avalon-MM) インターフェイスへの接続など、FPGA ファブリックの他のインターフェイス標準は、ソフト・ロジック・アダプターを利用しサポート可能です。プラットフォーム・デザイナー・システム統合ツールは、 AXI* をAvalon-MMインターフェイスに接続するアダプターロジックを自動的に生成します。

詳細については、Intel Stratix 10 Hard Processor System Technical Reference Manualの、「HPS-FPGA Bridges」章内の項目「Features of the Intel Stratix 10 HPS-FPGA Bridge」を参照ください。