インテル® Stratix® 10 ハード・プロセッサー・システム (HPS) コンポーネント・リファレンス・マニュアル

ID 683516
日付 11/30/2018
Public
ドキュメント目次

3.1.3.2.2. BFM APIの階層フォーマット

ポストフィット・シミュレーションでは、ご自身のテストプログラムのBFM APIを、次に示す特定の階層フォーマットで呼び出す必要があります。

<DUT>.\<HPS>|fpga_interfaces|<interface> <space>.<BFM>.<API function>

以下は各階層の説明です。

  • <DUT>は、ご自身のテストベンチでインスタンス化した、現在テスト中のデザインのインスタンス名です。テスト中のデザインは、HPSコンポーネントになります。
  • <HPS>は、ご自身のプラットフォーム・デザイナー・システムで使用しているHPSコンポーネントのインスタンス名です。
  • <interface>は、特定のFPGA-to-HPSもしくはHPS-to-FPGAインターフェイスのインスタンス名です。この名前は、<project directory> / <Platform Designer design name> /synthesis/submodulesfpga_interfaces.svファイルにあります。
  • <space>—インターフェイスのインスタンス名の後に必ずスペース1つを入れてください。
  • <BFM>はBFMのインスタンス名です。BFMのインスタンス名を識別するため、ご利用のインターフェイス・タイプに対応するSystemVerilogファイルを、<ACDS install> /ip/altera/hps/postfitter_simulationで確認ください。このSystemVerilogファイルはBFMインスタンス名を含みます。

例えば、軽量HPS-to-FPGAマスター・インターフェイスの階層パスは、次のような構成になります。

top.dut.\my_hps_component|fpga_interface|hps2fpga_light_weight .h2f_lw_axi_master

hps2fpga_light_weightの後にあるスペースに注意してください。スペースを含んだ「hps2fpga_light_weight 」が、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアで生成される、ポストフィット・シミュレーション・モデルで使われている名前のため、このスペースを省略するとシミュレーション不具合の原因になります。