SDI II Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683133
日付 10/05/2023
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ドキュメント目次

5.3.11. トランシーバー・コントローラー

トランシーバー・コントローラーはトランシーバーを制御し、(必要に応じて) ダイナミック・リコンフィグレーションを実行して、SDIに必要なレシーバー機能を実現します。

インターフェイスがSD-SDIを受信すると、レシーバー・トランシーバーはlock-to-refclk (LTR) モードに設定され、インターフェイスがHD-SDI以上のSDIデータレートを受信すると、レシーバー・トランシーバーはlock-to-data (LTD) モードに設定されます。

デュアルレート、トリプルレート、またはマルチレート・モードでは、IPコアは最初にLTRモードで最も高いデータレート・モード (トランシーバーは、デュアル/トリプルレートの場合は2.97Gbps、マルチレートの場合は11.88Gbpsで動作) に設定されます。

ビデオ規格検出サブモジュールが一定期間実行を開始します。このサブモジュールの出力は、トランシーバーが新しいモードへのダイナミック・リコンフィグレーションを必要とするかどうかを決定します。デュアルレートおよびトリプルレート・モードは、11倍のオーバーサンプリングを使用してSDSDIを受信します。これは、3G-SDIおよび11× SD-SDIのレートが同じであるため、必要なトランシーバーのセットアップは2つだけであることを意味します。マルチレート (最大12G) モードの場合、6G-SDIおよび12G-SDIに対応するには、さらに2つのセットアップが必要です。