SDI II Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683133
日付 10/05/2023
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ドキュメント目次

5.3.1. ラインの挿入

ライン挿入サブモジュールは、HD-SDIおよびそれ以上の規格に、ビデオデータとともにライン番号を含めるオプションを提供します。

この情報は、SMPTE ST 292仕様で定義されているように、データストリームのアクティブビデオ (EAV) 拡張ワードの最後にあります。ライン番号は11ビット幅で、SDI法的データ空間を使用するために2つのSDIワードに広がります。

このサブモジュールは、11ビットのライン番号データ値を取得し、それらを正しくエンコードして、10ビット・ストリームに挿入します。ライン番号の値は、ユーザー定義です。3G-SDI (レベルB) およびHDデュアルリンク・モードのリンクBのトップレベル・ポート信号は、tx_ln[10:0] および tx_ln_b[10:0] です。トップレベル・ポートで tx_enable_ln 信号を使用して、この機能をイネーブルまたはディスエーブルするオプションもあります。SDI II IPコアは、同じライン番号値を両方のビデオチャネルに挿入します。YチャネルとCチャネルには、これらのサブモジュールが2つ必要です。

図 20. ライン番号の挿入と信号の要件

この図では、ライン番号の挿入と信号の要件を示しています。ラインを正しく挿入するには、EAVとアクティブビデオ開始 (SAV) TRSの両方の最初のワードに対して tx_trs 信号をアサートします。