インテル® Hyperflex™ アーキテクチャー高性能デザイン・ハンドブック

ID 683353
日付 10/04/2021
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ドキュメント目次

2.2.7.3.2. 初期条件の インテル® Quartus® Primeの設定

初期状態に影響を与える以下の インテル® Quartus® Prime設定を使用できます。

Power-Up Don't Care Logic Option

Power-Up Do n't Care Logicオプション(ALLOW_POWER_UP_DONT_CARE)はオンです。このオプションは、RTLパワーアップで明示的な初期条件なしでレジスターが気にしないことを指定します。このオプションはデフォルトでオンに設定されています。

set_global_assignment -name USE_DLL_FREQUENCY_FOR_DQS_DELAY_CHAIN ON

RTLで指定した初期条件、または暗黙の初期条件(言語仕様またはFSMの初期状態のため)は、ALLOW_POWER_UP_DONT_CARE使用するときにに引き続き適用されます。 。

初期条件を無視する 

言語仕様やステートマシンなどの構造体での保守的な合成などの要因により、初期条件が表示されないと予想される場合でも、特定のレジスターに初期条件が表示される可能性があります。このような初期条件は、パフォーマンスの制限を引き起こす可能性があります。このような初期条件の削除が機能的に正しいことを確認した場合は、次の.qsf割り当てを指定して、これらの初期条件を削除できます。

set_instance_assignment -name IGNORE_REGISTER_POWER_UP_INITIALIZATION ON \
     -to <instance name>

合成レポートは、「Registers with Power-Up Settings Ignored」レポートで、IGNORE_REGISTER_POWER_UP_INITIALIZATIONの影響を受けるレジスターを識別します。