インテル® Hyperflex™ アーキテクチャー高性能デザイン・ハンドブック

ID 683353
日付 10/04/2021
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ドキュメント目次

2.4.1.4. ループ・パイプライン

ループは遍在し、デザイン機能の不可欠な部分です。ただし、ループはHyper-Retiming最適化の制限要因です。コンパイラーは、ループ内のロジックを自動的にパイプライン化できません。ループ内でシーケンシャル要素を追加または削除すると、デザインの機能が破損する可能性があります。

ただし、次のトピックで示すように、デザインの機能を変更せずに、コンパイラーがパイプライン・ステージを挿入できるようにループ構造を変更できます。ループを適切にパイプライン化するには、次の手順が必要です。

  1. ループおよび非ループロジックの再構築 
  2. 手動ループにパイプライン・ステージを追加 
  3. ループロジックのカスケード