インテル® Hyperflex™ アーキテクチャー高性能デザイン・ハンドブック

ID 683353
日付 10/04/2021
Public
ドキュメント目次

2.4.1.4.3. ループ・パイプラインおよび合成の最適化

ループ・パイプライン技術は、このループを最適化するためにより多くのロジックを作成するように見えます。その結果、デバイスリソースが少なくなります。この手法によりロジックの使用量が増加する場合がありますが、デザイン合成では最適化中にロジックがさらに削減されます。 

合成は、さまざまなロジックのクラウドを最適化します。前述の例では、合成により、g * g * g * gを含むロジックのクラウドが、ブロックgの 4つのインスタンスを実装するよりも小さいことが保証されます。このサイズの削減は、LUTに実際に6つの入力があり、一部のLUTを共有してロジックが崩壊するためです。さらに、Hyper-Retimerは、この小さなロジッククラウド内およびその周辺にリタイムを登録するため、ロジックのタイミング・クリティカル性が低くなります。