Intel Agilex® 7可変精度DSPブロック・ユーザーガイド

ID 683037
日付 10/02/2023
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ドキュメント目次

5.6.5. 18 × 18シストリック・モードの信号

図 55. 18 × 18シストリック・モードの信号


表 71.  データ入力および出力信号
信号名 入力/出力 詳細
ax[17:0] 入力 18 上の乗算器への入力データバスです。

この信号は、内部係数機能が有効になっている場合は使用できません。

ay[18:0] 入力 19 上の乗算器への入力データバスです。

前置加算器が有効になっている場合、この信号は上の前置加算器への入力となります。

az[17:0] 入力 18

この信号は、上の前置加算器への入力です。

この信号は、前置加算器が有効になっている場合にのみ使用可能です。

bx[17:0] 入力 18 下の乗算器への入力データバスです。
by[18:0] 入力 19 下の乗算器への入力データバスです。

前置加算器が有効になっている場合、この信号は下の前置加算器への入力となります。

bz[17:0] 入力 18

この信号は、下の前置加算器への入力です。

この信号は、前置加算器が有効になっている場合にのみ使用可能です。

resulta[43:0] 出力 44 上の乗算器からの出力データバスです。
表 72.  クロック、イネーブル、およびクリア信号
信号名 入力/出力 詳細
clk[0] 入力 1 すべてのレジスターの入力クロックです。
ena[2:0] 入力 3 すべてのレジスターのクロックイネーブル信号です。

この信号はアクティブHighです。

clr[1:0] 入力 2 この信号は、すべてのレジスターの非同期または同期クリア入力信号とすることができます。クリア入力信号のタイプを選択するには、Type of clear signal パラメーターを使用します。

この信号はアクティブHighです。

デフォルトでは、この信号はLowになります。

入力レジスターのクロックイネーブル制約については、関連情報を参照してください。

表 73.  動的コントロール信号各演算モードでサポートされる動的コントロール機能についての概要は、関連情報を参照してください。
信号名 入力/出力 詳細
disable_chainout 入力 1 動的チェーンアウト機能を有効にする動的入力信号です。この信号の値はランタイムに変更することができます。

この信号を使用するには、chainout 出力バスを次のDSPブロックに接続する必要があります。

  • 0: chainout 出力を次のDSPブロックに送信します。これはデフォルト値です。
  • 1: chainout 出力を次のDSPブロックに送信しません。chainout 出力はすべて0です。
disable_scanin 入力 1 動的スキャンイン機能を有効にする動的入力信号です。この信号の値はランタイムに変更することができます。

この信号は、Enable 'disable scanin' パラメーターを Yes に設定している場合に使用できるようになります。

この信号を使用するには、Enable input cascade for 'ay' input パラメーターを Yes に設定する必要があります。

  • 0: 上の乗算器の入力を切り替え、scanin 入力を使用します。
  • 1: 上の乗算器の入力を切り替え、ay 入力を使用します。
accumulate 入力 1 アキュムレーター機能を有効または無効にする入力信号です。この信号の値はランタイムに変更することができます。
  • 0: 前の結果を累算せずに現在の結果を生成します。これはデフォルト値です。
  • 1: 現在の結果を前の結果に加算します。
loadconst 入力 1 負荷定数機能を有効または無効にする入力信号です。この信号の値はランタイムに変更することができます。
  • 0: 負荷定数機能を無効にします。これはデフォルト値です。
  • 1: 結果にプリロード定数を加算して、偏りのある丸めを行います。
sub 入力 1 加算器モジュールの動作を制御する動的入力信号です。この信号の値はランタイムに変更することができます。
  • 0: 上の乗算器の出力と下の乗算器の出力を加算します。これはデフォルト値です。
  • 1: 下の乗算器の出力から上の乗算器の出力を減算します。
negate 入力 1 チェーンアウト加算器モジュールの動作を制御する動的入力信号です。この信号の値はランタイムに変更することができます。
  • 0: 上の乗算器と下の乗算器の合計をチェーンイン・データ入力バスに加算し、ループバック・データを累算します。これはデフォルト値です。
  • 1: チェーンイン・データ入力バスから上の乗算器と下の乗算器の合計を減算し、ループバック・データを累算します。
表 74.  内部係数ポート各演算モードでサポートされる機能の概要については、関連情報を参照してください。
信号名 入力/出力 詳細
coefsela[2:0] 入力 3 上の乗算器にユーザーが定義する8つの係数値に対する入力選択信号です。係数値は内部メモリーに格納され、パラメーターの coef_a_0 から coef_a_7 で指定されます。
  • coefsela[2:0] = 000 は coef_a_0 を指しています
  • coefsela[2:0] = 001 は coef_a_1 を指しています
  • coelsela[2:0] = 010 は coef_a_2 を指しています (以降も同様)

この信号は、内部係数機能が有効になっている場合にのみ使用可能です。

coefselb[2:0] 入力 3 下の乗算器にユーザーが定義する8つの係数値に対する入力選択信号です。係数値は内部メモリーに格納され、パラメーターの coef_b_0 から coef_b_7 で指定されます。
  • coefselb[2:0] = 000 は coef_b_0 を指しています
  • coefselb[2:0] = 001 は coef_b_1 を指しています
  • coelselb[2:0] = 010 は coef_b_2 を指しています (以降も同様)

この信号は、内部係数機能が有効になっている場合にのみ使用可能です。

表 75.  入力カスケード信号
信号名 入力/出力 詳細
scanin[18:0] 入力 19 入力カスケードモジュールの入力データバスです。

この信号は、前のDSPコアからの scanout 信号に接続します。

scanout[18:0] 出力 19 入力カスケードモジュールの出力データバスです。

この信号は、次のDSPコアの scanin 信号に接続します。

表 76.  出力カスケード信号
信号名 入力/出力 詳細
chainin[43:0] 入力 44 出力カスケードモジュールの入力データバスです。

この信号は、前のDSPコアからの chainout 信号に接続します。

chainout[43:0] 出力 44 出力カスケードモジュールの出力データバスです。

この信号は、次のDSPコアの chainin 信号に接続します。