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1. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロックの概要
2. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロックのアーキテクチャー
3. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロックの演算モード
4. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロックにおけるデザインの考慮事項
5. Native Fixed Point DSP Intel Agilex® FPGA IPコアのリファレンス
6. Multiply Adder Intel® FPGA IPコアのリファレンス
7. ALTMULT_COMPLEX Intel® FPGA IPコアのリファレンス
8. LPM_MULT Intel® FPGA IPコアのリファレンス
9. LPM_DIVIDE Intel® FPGA IPコアのリファレンス
10. Native Floating Point DSP Intel Agilex® FPGA IPのリファレンス
11. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロック・ユーザーガイド・アーカイブ
12. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロック・ユーザーガイドの改訂履歴
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1.1. 機能
Intel Agilex® 7の固定小数点演算機能には、次のものが含まれます。
- 高性能で消費電力が最適化され、完全にレジスター化された乗算演算
- 9ビット、18ビット、27ビットのワード長
- DSPブロックあたり2つの18 x 19乗算器、または1つの27 x 27乗算器
- 加算、減算、および64ビット・ダブル累算レジスターが内蔵されており、乗算結果を結合
- 19ビットまたは27ビットのカスケード接続、および前置加算器を使用してフィルタリング・アプリケーションにタップ遅延ラインを形成する場合の18ビット・カスケード接続
- 64ビット出力バスのカスケード接続により、外部ロジックのサポートなしで出力結果を1つのブロックから次のブロックに伝播
- ハード前置加算器を18ビットおよび27ビットのDSP演算モードでサポートし、対称フィルターに使用
- 18ビットおよび27ビットの両方のモードで内部係数レジスターバンクを使用してフィルターを実装
- 18ビットおよび27ビットのシストリック有限インパルス応答 (FIR) フィルターでは分散出力加算器を使用
- 偏りのある丸めをサポート
- スキャンインおよびチェーンアウト機能の動的な有効化と無効化
Intel Agilex® 7の浮動小数点演算は完全にハード化されているアーキテクチャーです。浮動小数点演算機能には、次のものが含まれます。
- 単精度 (32ビット演算) モードと半精度 (16ビット演算) モード
- フラッシュ、拡張、およびbfloat16 (Brain Floating Point) 浮動小数点形式の演算モード
- 乗算、加算、減算、積和、および積差
- 乗累算機能、および動的なアキュムレーター・リセット制御
- 乗算とカスケード加算および減算機能
- 複素乗算
- ダイレクト・ベクトルドット積
- シストリック・ベクトルドット積
- シーケンシャル・ベクトルドット積
- 例外フラグを使用する例外処理のサポート
- 32ビット演算に向けた8ビット例外フラグ
- 16ビット演算に向けた16ビット例外フラグ
- サブノーマル値の処理