Intel Agilex® 7可変精度DSPブロック・ユーザーガイド

ID 683037
日付 10/02/2023
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ドキュメント目次

2.1.8. 固定小数点演算におけるシストリック・レジスター

可変精度DSPブロックにはそれぞれ、2セットのシストリック・レジスターがあります。それぞれのシストリック・レジスター・セットでは、最大44ビットのチェーンインおよびチェーンアウト加算器をサポートします。可変精度DSPブロックが固定小数点演算シストリックFIRモードでコンフィグレーションされていない場合、シストリック・レジスター・セットはどちらもバイパスされます。

シストリック・レジスターの最初のセットは18ビットおよび19ビットのレジスターで構成され、それらを使用して上の乗算器の18ビット入力と19ビット入力をそれぞれレジスターします。

シストリック・レジスターの2番目のセットを使用して、前の可変精度DSPブロックからのチェーンイン入力を遅延します。

次に、デザインにシストリック・レジスターを実装する際のガイドラインを示します。
  • シストリック・レジスターを使用する場合は、出力レジスターを有効にする必要があります。
  • シストリック・レジスターを使用する場合、1番目と2番目のパイプライン・レジスターはオプションです。2番目のパイプラインを有効にしている場合は、入力シストリック・レジスターと同じクロックイネーブルを使用します。
  • チェーンイン・シストリック・レジスターのクロックイネーブルは常に、出力レジスターと同じです。