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1. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロックの概要
2. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロックのアーキテクチャー
3. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロックの演算モード
4. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロックにおけるデザインの考慮事項
5. Native Fixed Point DSP Intel Agilex® FPGA IPコアのリファレンス
6. Multiply Adder Intel® FPGA IPコアのリファレンス
7. ALTMULT_COMPLEX Intel® FPGA IPコアのリファレンス
8. LPM_MULT Intel® FPGA IPコアのリファレンス
9. LPM_DIVIDE Intel® FPGA IPコアのリファレンス
10. Native Floating Point DSP Intel Agilex® FPGA IPのリファレンス
11. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロック・ユーザーガイド・アーカイブ
12. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロック・ユーザーガイドの改訂履歴
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2.1.8. 固定小数点演算におけるシストリック・レジスター
可変精度DSPブロックにはそれぞれ、2セットのシストリック・レジスターがあります。それぞれのシストリック・レジスター・セットでは、最大44ビットのチェーンインおよびチェーンアウト加算器をサポートします。可変精度DSPブロックが固定小数点演算シストリックFIRモードでコンフィグレーションされていない場合、シストリック・レジスター・セットはどちらもバイパスされます。
シストリック・レジスターの最初のセットは18ビットおよび19ビットのレジスターで構成され、それらを使用して上の乗算器の18ビット入力と19ビット入力をそれぞれレジスターします。
シストリック・レジスターの2番目のセットを使用して、前の可変精度DSPブロックからのチェーンイン入力を遅延します。
次に、デザインにシストリック・レジスターを実装する際のガイドラインを示します。
- シストリック・レジスターを使用する場合は、出力レジスターを有効にする必要があります。
- シストリック・レジスターを使用する場合、1番目と2番目のパイプライン・レジスターはオプションです。2番目のパイプラインを有効にしている場合は、入力シストリック・レジスターと同じクロックイネーブルを使用します。
- チェーンイン・シストリック・レジスターのクロックイネーブルは常に、出力レジスターと同じです。