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1. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロックの概要
2. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロックのアーキテクチャー
3. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロックの演算モード
4. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロックにおけるデザインの考慮事項
5. Native Fixed Point DSP Intel Agilex® FPGA IPコアのリファレンス
6. Multiply Adder Intel® FPGA IPコアのリファレンス
7. ALTMULT_COMPLEX Intel® FPGA IPコアのリファレンス
8. LPM_MULT Intel® FPGA IPコアのリファレンス
9. LPM_DIVIDE Intel® FPGA IPコアのリファレンス
10. Native Floating Point DSP Intel Agilex® FPGA IPのリファレンス
11. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロック・ユーザーガイド・アーカイブ
12. Intel Agilex® 7可変精度DSPブロック・ユーザーガイドの改訂履歴
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3.1.5. シストリックFIRモード
FIRフィルターの基本構造は、一連の乗算とそれに続く加算で構成されます。
図 23. 基本的なFIRフィルター式
タップ数や入力サイズにより、多数の加算器のチェーンにおける遅延が非常に大きくなる場合があります。遅延のパフォーマンスの問題を解決するには、シストリック形式とタップごとに配置される追加の遅延要素を使用してパフォーマンスを向上させます。ただし、この場合はレイテンシーが増加します。
図 24. シストリックFIRフィルターの等価回路
Intel Agilex® 7可変精度DSPブロックでは、次のシストリックFIR構造をサポートします。
- 18ビット
- 27ビット
シストリックFIRモードでは、乗算器の入力は、次の4つの異なるソースセットから供給することができます。
- 2つの動的入力
- 1つの動的入力と1つの係数入力
- 1つの係数入力と1つの前置加算器出力
- 1つの動的入力と1つの前置加算器出力