PCI Expressのマルチチャネル DMA インテル® FPGA IPユーザー ガイド

ID 683821
日付 4/20/2022
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ドキュメント目次

2. はじめに

図 1. サーバー・ハードウェア・インフラストラクチャーで PCI Express を使用するためのマルチチャネル DMA IP

PCI Express 用のマルチチャネル DMA IP を使用すると、ホストとデバイスの間でデータを効率的に転送できます。 PCI Express 用のマルチチャネル DMA IP は、基盤となる PCIe リンクを介したホストとデバイス間の複数の DMA チャネルをサポートします。 DMA チャネルは、H2D (ホストからデバイスへ) と D2H (デバイスからホストへ) キューのペアでコンフィグレーションされます。

上の図に示すように、PCI Express 用のマルチチャネル DMA IP をサーバーのハードウェア・インフラストラクチャーで使用して、さまざまなVM クライアントとその FPGA デバイス ベースの相手との間の通信を可能にします。 PCI Express 用のマルチチャネル DMA IP は、ローカル FPGA とホスト間でデータを転送するために、ドライバー・ソフトウェアによって設定されたディスクリプターベースのキューで動作します。マルチチャネル DMA IP for PCI Express の制御ロジックは、キュー・ディスクリプターを読み出し、実行します。

PCI Express 用のマルチ チャネル DMA IP は、 インテル® PCIe* ハード IP を統合し、PCIe シリアル レーンを介してホストRoot Complexとインターフェイスします。ユーザー・ロジック・インターフェイスでは、Avalon-MM/Avalon-ST インターフェイスにより、デザイナーはプラットフォーム・デザイナー コンポーネントとのPCI Express 用のマルチチャネル DMA IP を他の IP と簡単に統合できます。

DMA 機能に加えて、PCI Express 用のマルチチャネル DMA IP は、ユーザーロジックへのAvalon-MM インターフェイスを使用して、スタンドアロンのエンドポイントまたはルートポート機能を有効にします。この機能については、機能の説明の章で詳しく説明します。