PCI Expressのマルチチャネル DMA インテル® FPGA IPユーザー ガイド

ID 683821
日付 4/20/2022
Public
ドキュメント目次

3.1.6.1. Avalon-ST 4 ポートモード

4 ポート・モードを選択すると、IP は H2D DMA 用に 4つのAvalon-ST ソース ポートを提供し、D2H DMA 用に 4つのAvalon-ST シンクポートを提供し、最大 4 つの DMA チャネルをサポートします。各ポートと DMA チャネルには 1:1 のマッピングがあります。

ヘッド・オブ・ライン・ブロッキング防止

このモードでは、4 つのチャネルの 1 つがユーザーロジック側でストールした場合、データ ムーバーがラウンドロビン・アービトレーション・スキームで各チャネルにサービスを提供するため、Head-of-the-Line ブロッキング状態が発生する可能性があります。 H2D および D2H Data Mover は、ラウンド・ロビン・アービトレーション・スキームに基づいて、各チャネルを個別に処理します。4 つのポートのいずれかのヘッド・オブ ライン・ブロッキング (HOL) が他のポートのパフォーマンスに影響を与えるのを防ぐために、PCI Express 用のマルチチャネル DMA IP は、最大 8 つの並列ホストからデバイスへのディスクリプター・フェッチ・ストリーム(H2Dディスクリプター・フェッチ用に 4 つ、 D2H 用にも 4 つ) および最大 4 つの並列ホストからデバイスへのデータ ストリームを提供します 。 Avalon-ST ソースポートからのバックプレッシャーが持続すると、4 つの H2D ストリームのいずれかが停止する可能性があります。ただし、同時アーキテクチャとラウンド・ロビン・アービトレーションにより、他のストリームが相互に排他的になり、影響を与えることなく効果的に動作できます。

以下は、H2D および D2H 方向の Avalon-ST インターフェイスのタイミングです。有効信号と準備完了信号の両方が「1」になると、データ転送が発生します。有効信号と準備完了信号の両方が、パケット境界内で「0」になる可能性があります。

図 7. Avalon-STのコンフィグレーションのタイミング図