F-Tile Serial Lite IV Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683074
日付 9/26/2022
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ドキュメント目次

4.5. リンクレートおよび帯域幅効率の計算

F-tile Serial Lite IV Intel® FPGA IPの帯域幅効率の計算は、次のとおりです。

帯域幅効率 = raw_rate * 64/66 * (burst_size - burst_size_ovhd)/burst_size * [align_marker_period / (align_marker_period + align_marker_width)] * [(srl4_align_period - 2) / srl4_align_period]

表 21.  帯域幅効率の変数の説明
変数 説明
raw_rate シリアル・インターフェイスによって達成されるビットレートです。

raw_rate = SERDES幅 * トランシーバー・クロック周波数

例: raw_rate = 64 * 402.812500Gbps = 25.78Gbps

burst_size

バーストサイズの値です。

平均帯域幅効率を計算するには、一般的なバーストサイズ値を使用します。

最大レートには、最大バーストサイズ値を使用します。

burst_size_ovhd バーストサイズのオーバーヘッド値です。

Fullモードでは、burst_size_ovhd値は STARTEND のペアになっているCWを参照しています。

Basicモードでは、burst_size_ovhdはありません。これは、STARTEND のペアになっているCWがないためです。

align_marker_period

アライメント・マーカーが挿入される期間の値です。

値は、コンパイルの場合は81920クロックサイクル、高速シミュレーションの場合は1280です。この値は、PCSハードロジックから取得されます。
align_marker_width クロックサイクル数です。このとき、有効なアライメント・マーカー信号はHighに保持されます。
srl4_align_period 2つのアライメント・マーカー間のクロックサイクル数です。この値を設定するには、IPパラメーター・エディターのAlignment Periodパラメーターを使用します。

リンクレートの計算は、次のとおりです。

実効レート = 帯域幅効率 * raw_rate

最大ユーザークロック周波数を取得するには、次の式を使用します。最大ユーザークロック周波数の計算の前提は、データ・ストリーミングが継続的に行われ、ユーザーロジックでの IDLE サイクルが発生しないことです。このレートは、ユーザーロジックFIFOをデザインする際に、FIFOオーバーフローを回避するために重要です。

最大ユーザークロック周波数 = 実効レート / 64