F-Tile Serial Lite IV Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683074
日付 9/26/2022
Public
ドキュメント目次

2. F-tile Serial Lite IV Intel® FPGA IPの概要

F-tile Serial Lite IV Intel® FPGA IPは、チップツーチップ、ボードツーボード、およびバックプレーン・アプリケーションの高帯域幅データ通信に適しています。

F-tile Serial Lite IV Intel® FPGA IPには、メディア・アクセス・コントロール (MAC)、フィジカル・コーディング・サブレイヤー (PCS)、およびフィジカル・メディア・アタッチメント (PMA) ブロックが組み込まれています。

このIPでサポートするデータ転送速度は次のとおりです。
  • レーンあたり最大116Gbps (PAM4モードFHTトランシーバー向け最大4レーン)
  • レーンあたり最大58Gbps (PAM4モードFGTトランシーバー向け最大12レーン)
  • レーンあたり最大58Gbps (NRZモードFHTトランシーバー向け最大4レーン)
  • レーンあたり最大32Gbps (NRZモードFGT トランシーバー向け最大16レーン)

このIPでは、高帯域幅、低オーバーヘッド・フレーム、低I/O数が実現し、レーン数と速度ともに高いスケーラビリティーをサポートします。またこのIPは、容易にリコンフィグレーションすることができます。これは、Fタイル・トランシーバーのイーサネットPCSモードを使用した幅広いデータレートのサポートによるものです。

このIPでは、次の2つの送信モードをサポートします。
  • Basicモード: 純粋なストリーミング・モードです。データの送信がパケットの開始、空のサイクル、およびパケットの終了なしで行われることにより、帯域幅が増えます。IPでは、最初の有効なデータをバーストの開始として取得します。
  • Fullモード: パケット転送モードです。このモードでは、IPによるバーストおよび同期サイクルの送信は、パケットの開始時と終了時に区切り文字として行われます。
図 1.  F-tile Serial Lite IVの概略ブロック図

F-tile Serial Lite IV Intel® FPGA IPのデザイン例を生成して、IP機能の詳細を知ることができます。 F-tile Serial Lite IV Intel® FPGA IPデザイン例ユーザーガイド を参照してください。