インテル® Cyclone® 10 GXコアファブリックおよび汎用I/Oハンドブック

ID 683775
日付 8/13/2021
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ドキュメント目次

5.5.4.3. インテル® Cyclone® 10 GX デバイスにおけるキャリブレーションありのRT OCT

インテル® Cyclone® 10 GX デバイスは、3 V I/O バンクを除くすべてのLVDS I/O バンクでキャリブレーションありのRT OCTをサポートします。キャリブレーションありの RT OCTは入力ピンと双方向ピンのコンフィグレーションにのみ使用可能です。出力ピンのコンフィグレーションはキャリブレーションありのRT OCTをサポートしません。RT OCTを使用する場合、バンクのVCCIOはRT OCTをイネーブルするピンのI/O基準に一致している必要があります。

表 46.  キャリブレーションありのRT OCTで選択可能なI/O 規格次の表は、異なるI/O規格におけるキャリブレーションされたOCTの入力終端の設定をリストしています。
I/O Standard キャリブレーションされたOCT(入力)
RT (Ω) RZQ (Ω)
SSTL-18 Class I 50 100
SSTL-18 Class II 50 100
SSTL-15 Class I 50 100
SSTL-15 Class II 50 100
SSTL-15 30、40、60,120 240
SSTL-135 30、40、60、120 240
SSTL-125 30、40、60、120 240
SSTL-12 60、120 240
POD12 34、40、48、60、80、120、240 240
1.8 V HSTL Class I 50 100
1.8V HSTL Class II 50 100
1.8 V HSTL Class I 50 100
1.8V HSTL Class II 50 100
1.8 V HSTL Class I 50 100
1.8V HSTL Class II 50 100
差動 SSTL-18 class I 50 100
差動 SSTL-18 Class II 50 100
差動 SSTL-18 Class I 50 100
差動 SSTL-15 Class II 50 100
差動SSTL-15 30、40、60,120 240
差動SSTL-135 30、40、60、120 240
差動SSTL-125 30、40、60、120 240
差動SSTL-12 60、120 240
差動POD12 34、40、48、60、80、120、240 240
差動1.8 V HSTL Class I 50 100
差動1.8 V HSTL Class II 50 100
差動1.8 V HSTL Class I 50 100
差動1.8 V HSTL Class II 50 100
差動1.8 V HSTL Class I 50 100
差動1.8 V HSTL Class II 50 100

RT OCTキャリブレーション回路は、I/Oバッファーのインピーダンスの合計とRZQピンに接続される外部抵抗を比較します。また、回路はI/Oバッファーのインピーダンスの合計が外部抵抗に一致するまでトランジスタをダイナミックにイネーブルまたはディスエーブルします。

キャリブレーションは、デバイス・コンフィグレーションの最後に実行されます。キャリブレーション回路が正しいインピーダンスを見つけると、回路はパワーダウンし、ドライバーの特性の変更を停止します。

図 76. キャリブレーションありのRT OCT