インテル® Cyclone® 10 GXコアファブリックおよび汎用I/Oハンドブック

ID 683775
日付 8/13/2021
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ドキュメント目次

10.4.2.1.2. MD[1:0]が2'b11ではない場合のコア・アクセス・モードでの電圧センサへのアクセス

以下のタイミング図に、MD[1:0]が2'b11ではない場合にコアアクセスモードで電圧センサへアクセスするためのIP コアの要件を示します。

MD[1:0]が2'b11ではない場合のタイミング図


  1. corectl信号をLowからHigh へ遷移させることにより、コアアクセスモードをイネーブルします。
    1. ステップ2に進む前に、最短でも2 クロック・パルス待機します。
  2. reset信号をディアサートすることにより、電圧センサのリセット状態を解除します。
    1. ステップ3に進む前に、最短でも2 クロック・パルス待機します。
  3. コンフィギュレーション・レジスターへの書き込みと、8クロック・サイクルのcoreconfig信号のアサートによって、電圧センサをコンフィギュレーションします。コア・アクセス・モードのコンフィギュレーション・レジスターは8ビット幅であり、コンフィギュレーション・データはコンフィギュレーション・レジスターにシリアルにシフト・インされます。
  4. coreconfig信号がLow になり、コンフィグレーション・レジスターで定義されたコンフィグレーションに基づいた変換の開始を示します。
  5. eocおよびeosステータス信号をポーリングして、MD[1:0]で定義された最初のチャネルへの変換が完了したかを確認します。eoc信号の立ち下がりエッジでdataout[5:0]信号の出力データをラッチします。
  6. eocおよびeosステータス信号をポーリングして、MD[1:0]で定義された後続のチャネルへの変換が完了したかを確認します。eoc信号の立ち下がりエッジでdataout[5:0]信号の出力データをラッチします。
  7. MD[1:0]で定義されたチャネルでの変換が1 サイクル完了したことを示すeos信号がアサートされるまでステップ6を繰り返します。
    1. 電圧センサが最後のチャネルの変換を完了すると、eocおよびeos信号の両方が同じクロックサイクルでアサートされます。
    2. コンフィギュレーション・レジスターへの書き込みにより電圧センサの動作を中断することは、eos信号の1サイクルが完了した後にのみ可能です。
  8. シーケンスの完了後にcorectl信号とreset信号が変化しないままであった場合には、corectlが0になりresetが1になるまで変換の同じシーケンスが繰り返されます。他のシーケンスを測定する必要がある場合には、ステップ2からステップ7を繰り返します。