インテル® Cyclone® 10 GXコアファブリックおよび汎用I/Oハンドブック

ID 683775
日付 8/13/2021
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ドキュメント目次

5.7.1.2. ガイドライン : 3.0 Vインターフェイスでのデバイスの絶対最大定格の観察

3.0 VI/O インターフェイスにデバイスを使用する際、デバイスの信頼性と適切な動作を確保するには、デバイスの絶対最大定格に違反しないでください。遷移中の絶対最大定格と最大許容オーバーシュートについての詳細は、デバイス・データシートを参照してください。

ヒント: オーバーシュートおよびアンダーシュート電圧が仕様の範囲内であることを確認するには、IBIS または SPICE シミュレーションを実行します。

シングルエンド・トランスミッター・アプリケーション

インテル® Cyclone® 10 GX デバイスをトランスミッターとして使用する場合、低速スルーレートと直列終端を使用してI/O ピンにおけるオーバーシュートとアンダーシュートを制限します。レシーバーで大きな電圧変動を引き起こす伝送ラインの影響は、ドライバーと伝送ライン間のインピーダンス・ミスマッチに関連しています。ドライバーのインピーダンスを伝送ラインの特性インピーダンスにマッチングさせることによって、オーバーシュート電圧を大幅に低下させることができます。総ドライバー・インピーダンスを伝送ラインのインピーダンスにマッチングさせるには、ドライバーの近くに配置されている直列終端抵抗を使用することができます。

シングル・エンド・レシーバー・アプリケーション

レシーバーとして インテル® Cyclone® 10 GX デバイスを使用する場合、I/O ピンでのオーバーシュート、アンダーシュート電圧を制限するために外部のクランプダイオードを使用します。

3.0 VI/O 規格は、3.0 Vのバンク電源電圧 (VCCIO) と1.8 Vの VCCPT電圧を使用してサポートされます。この方法では、クランプダイオードはオーバーシュート電圧を DC および AC 入力電圧仕様の範囲内で十分にクランプすることができます。クランプされた電圧は、VCCIOとダイオード順方向電圧の合計として表されます。