インテル® Cyclone® 10 GXコアファブリックおよび汎用I/Oハンドブック

ID 683775
日付 8/13/2021
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ドキュメント目次

2.11. メモリーブロック誤り訂正コードのサポート

ECCにより、メモリーの出力時にデータのエラーを検出し、訂正することができます。ECCは32 ビット・ワードでシングルエラー訂正 、ダブル隣接エラー訂正、およびトリプル隣接エラー検出を実行できます。ただし、ECCは4つ以上のエラーを検出することはできません。

×32幅シンプル・デュアル・ポート・モードでは、M20KブロックはECCのビルトイン・サポートを有します。

  • ECCが有効にされている際には、M20KはECCシンプル・デュアル・ポート・モード以外よりも動作が遅くなります。しかし、オプショナルのECCパイプライン・レジスターを出力デコーダの手前で有効にすることで、1サイクルのレイテンシを追加しつつ、パイプラインECCモード以外との比較においてより高い性能を実現できます。
  • M20KのECCステータスは、e(エラー)とue(訂正不可能なエラー)の2つのECCステータス・フラグ信号を用いて伝達されます。ステータス・フラグはメモリーブロックからの通常の出力の一部です。ECCを使用する際には、ECCステータス・フラグが2つのパリティ・ビットと置き換わるために、これらのビットにアクセスできません。