Parallel Flash Loader Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683698
日付 7/23/2021
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ドキュメント目次

1.7. パラメーター

表 14.  PFL Generalパラメーター
オプション 説明
Operating mode
  • Flash Programming and FPGA Configuration
  • Flash Programming
  • FPGA Configuration
フラッシュ・プログラミングおよびFPGAコンフィグレーションを1つのIPコアで制御するのか、またはこれらの機能を個々のブロックと機能で個別に制御するのかのOperatingモードを指定します。
Targeted flash device
  • CFI Parallel Flash
  • Altera Active Serial ×4
  • Quad SPI Flash
  • NAND Flash
PFL IPコアに接続するフラッシュ・メモリー・デバイスを指定します。
Tri-state flash bus OnまたはOff PFL IPコアがフラッシュメモリーへのアクセスを必要としない場合、PFL IPコアがフラッシュ・メモリー・デバイスとインターフェイスしているすべてのピンをトライステートにすることを可能にします。
表 15.  PFL Flash Interface Settingパラメーター
オプション 説明
Number of flash devices used
  • CFI Parallel Flash: 1~16
  • Altera Active Serial ×4: 1、2、4、8
  • Quad SPI Flash: 1、2、4、8
  • NAND Flash: 1
PFL IPコアに接続するフラッシュ・メモリー・デバイスの数を指定します。
Largest flash density
  • CFI Parallel Flash: 8 Mbit~2 Gbit
  • NAND Flash: 512 Mbit
  • 1 Gbit - Micron (MT29)
  • Altera Active Serial x4: EPCQ 256 Mbit

FPGAコンフィグレーションにプログラミングまたは使用されるフラッシュ・メモリー・デバイスの集積度を指定します。PFL IPコアに複数のフラッシュ・メモリー・デバイスが接続されている場合は、最大のフラッシュ・メモリー・デバイスの集積度を指定します。

デュアルモードCFIおよびNANDフラッシュデバイスの場合、2つのCFIフラッシュの集積度の合計に相当する集積度を選択します。例えば、2つの512 MBのCFI フラッシュを使用する場合、CFI 1 Gbitを選択します。(CFI Parallel FlashまたはNAND Flashを選択した場合にのみ使用可能です。)

Flash interface data width
  • CFI Parallel Flash: 8、16、または32 bits
  • NAND Flash: 8 bitsまたは16 bits

フラッシュデータ幅をビット単位で指定します。フラッシュデータ幅は、使用するフラッシュ・メモリー・デバイスによって異なります。複数のフラッシュ・メモリー・デバイスをサポートするには、データ幅は接続されているすべてのフラッシュ・メモリー・デバイスで同一である必要があります。

CFIフラッシュの場合、2つのCFIフラッシュのデータ幅の合計に相当するフラッシュデータ幅を選択します。例えば、デュアルP30またはP33ソリューションをターゲットにしている場合、各CFIフラッシュデータ幅が16ビットであるため、32 bitsを選択する必要があります。(CFI Parallel FlashまたはNAND Flashを選択した場合にのみ使用可能です。)

User control flash_nreset pin OnまたはOff

フラッシュ・メモリー・デバイスのリセットピンに接続するために、PFL IPコアに flash_nreset ピンを作成します。Low信号はフラッシュ・メモリー・デバイスをリセットします。バーストモードでは、このピンはデフォルトで使用可能です。

GLフラッシュデバイスを使用する場合、このピンはフラッシュデバイスの RESET#ピンに接続します。(CFI Parallel Flashを選択した場合にのみ使用可能です。)

Quad SPI flash device manufacturer
  • Macronix
  • Micron
  • Spansion
Quad SPIフラッシュのデバイスのメーカーを指定します。(Quad SPI Flashを選択した場合にのみ使用可能です。)
Quad SPI flash device density 8 Mbit~256 Mbit プログラミング、またはFPGAコンフィグレーションに使用するQuad SPIフラッシュの集積度を指定します。(Quad SPI Flashを選択した場合にのみ使用可能です。)
Byte address for reserved block area

不良ブロックの管理のために、予約ブロックエリアの開始アドレスを指定します。

NANDフラッシュメモリーには、無効ビットを1つ以上含む不良ブロックが含まれている可能性があります。予約ブロックは、PFL IPコアが検出した不良ブロックと置き換わります。インテルでは、総ブロックの2%以上を予約ブロックとすることをお勧めします。(NAND Flashを選択した場合にのみ使用可能です。)

On-die ECC support OnまたはOff

オンダイECCのサポートをイネーブルします。特定のNANDフラッシュ・メモリー・デバイスでは、オンダイECCを備えています。PFL IPコアが、フラッシュ・メモリー・デバイスのオンダイECCを使用できるようになります。

このオプションをオフにすると、PFL IPコアが独自のECCエンジンを生成できるようになります。(NAND Flashを選択した場合にのみ使用可能です。)

表 16.  PFL Flash Programmingパラメーター
オプション 説明
Flash programming IP optimization Area、Speed フラッシュ・プログラミングIPの最適化を指定します。速度に対してPFL IPコアを最適化する場合、フラッシュのプログラミング・タイムは短縮されますが、IPコアではより多くのLEを使用します。エリアに対してPFL IPコアを最適化する場合、IPコアでのLEの使用量は少なくなりますが、フラッシュのプログラミング・タイムは長くなります。(CFI Parallel Flashを選択した場合にのみ使用可能です。)
FIFO size 16、32 フラッシュ・プログラミングIPの最適化にSpeedを選択した場合、FIFOサイズを指定します。PFL IPコアは追加のLEを使用して、フラッシュ・プログラミング中にデータをプログラミングするために、一次的なストレージとしてFIFOを実装します。FIFOサイズが大きいほど、プログラミング・タイムは短くなります。(CFI Parallel Flashを選択した場合にのみ使用可能です。)
Add Block-CRC verification acceleration support OnまたはOff 検証を高速化するためのブロックを追加します。(CFI Parallel Flashを選択した場合にのみ使用可能です。)
表 17.  PFL FPGA Configurationパラメーター
オプション 説明
External clock frequency FPGAをコンフィグレーションするためのIPコアに対してユーザーが提供するクロック周波数を指定します。クロック周波数は、FPGAがコンフィグレーションに対して許容できる最大クロック (DCLK) 周波数の2倍を超えてはいけません。PFL IPコアは、入力クロックの最大周波数を2で分周できます。
Flash access time

フラッシュのアクセスタイムを指定します。フラッシュ・メモリー・デバイスが必要とする最大アクセスタイムは、フラッシュ・データシートから取得することができます。インテルでは、必要とされるタイムと同じか、それより長いフラッシュ・アクセス・タイムを指定することをお勧めします。

CFIパラレルフラッシュに向けた単位はnsで、NANDフラッシュに向けた単位はusです。NANDフラッシュはバイトではなくページを使用するため、より長いアクセスタイムを必要とします。このオプションは、クアッドSPIフラッシュではディスエーブルされます。

Option bits byte address

フラッシュメモリーに格納されているオプションビットの開始アドレスを指定します。開始アドレスの位置は、8Kバイト境界の上にある必要があります。

オプションビットの詳細については、関連資料を参照してください。

FPGA configuration scheme
  • PS
  • FPP
  • FPP ×16 (Stratix Vデバイスの場合)
  • FPP ×32 (Stratix Vデバイスの場合)
FPGAコンフィグレーション・スキームを選択します。デフォルトのFPPは、FPP ×8です。Stratix Vデバイスを使用している場合は、FPP ×16およびFPP ×32の2つの追加FPPモードを使用できます。
Configuration failure response options Halt、Retry same page、またはRetry from fixed address コンフィグレーションが失敗した後のコンフィグレーション動作を指定します。
  • Haltを選択すると、FPGAコンフィグレーションは失敗後に完全に停止します。
  • Retry same pageを選択すると、PFL IPコアは同じページの失敗データを使ってFPGAをリコンフィグレーションします。
  • Retry from fixed addressを選択すると、PFL IPコアは失敗があった次のオプションフィールドの固定アドレスからのデータで、FPGAをリコンフィグレーションします。
Byte address to retry from on configuration failure configuration failure optionでRetry from fixed addressを選択した場合、このオプションは、コンフィグレーションが失敗した際に、PFL IPコアがリコンフィグレーションから読み出すフラッシュアドレスを指定します。
Include input to force reconfiguration OnまたはOff FPGAのリコンフィグレーションをイネーブルするために、オプションのリコンフィグレーション入力ピン (pfl_nreconfigure) を含めます。
Watchdog timer OnまたはOff リモート・システム・アップグレードのサポート用に、ウォッチドッグ・タイマーをイネーブルします。このオプションをオンにすると、pfl_reset_watchdog 入力ピンと pfl_watchdog_error 出力ピンがイネーブルされ、ウォッチドッグ・タイマーがタイムアウトするまでの期間を指定します。このウォッチドッグ・タイマーは、pfl_clk frequency 周波数で動作するタイムカウンターです。
Time period before the watchdog timer times out ウォッチドッグ・タイマーのタイムアウト期間を指定します。デフォルトのタイムアウト期間は、100 msです。
Ratio between input clock and DCLK output clock 1、2、4、または8 入力クロックと DCLK の比率を指定します。
  • 比率8は、pfl_clk に対する8つの外部クロックごとに1つの fpga_dclk を生成することを意味します。
  • 比率4は、pfl_clk に対する4つの外部クロックごとに1つの fpga_dclk を生成することを意味します。
  • 比率2は、pfl_clk に対する2つの外部クロックごとに1つの fpga_dclk を生成することを意味します。
  • 比率1は、pfl_clk に対する1つの外部クロックごとに1つの fpga_dclk を生成することを意味します。
Use advance read mode
  • Normal Mode
  • Intel Burst Mode with 3 LC (P30またはP33)
  • Intel Burst Mode with 4 LC (P30またはP33)
  • Intel Burst Mode with 5 LC (P30またはP33)
  • Spansion Page Mode (GL)
  • Micron Burst Mode (M58BW)
FPGAコンフィグレーション中の読み出しプロセスの全体的なフラッシュ・アクセス・タイムを改善するためのオプションです。
  • Normal mode - すべてのフラッシュメモリーに適用可能です。
  • Intel Burst Mode with 3/4/5 LC (P30またはP33) - Micron P30およびP33フラッシュメモリーのみに適用可能です。シーケンシャル読み出しアクセスタイムを短縮します。フラッシュは、3/4/5クロックサイクル後に有効なデータを送信します。
  • Spansion page mode - Cypress GLフラッシュメモリーのみに適用可能です。
  • Micron burst mode - Micron M58BWフラッシュメモリーのみに適用可能です。
フラッシュ・メモリー・デバイスの読み出しアクセスモードの詳細については、各フラッシュメモリーのデータシートを参照してください。
Enhanced bitstream decompression
  • None
  • Area
  • Speed
拡張ビットストリーム解凍ブロックをイネーブルまたはディスエーブルする場合に選択します。
  • Noneを選択すると、コアが拡張ビットストリーム解凍ブロックをディスエーブルします。
  • Areaを選択すると、コアはPFL IPコアの拡張ビットストリーム解凍ブロックによって使用されるロジックリソースを最適化します。
  • Speedを選択すると、コアはデータ解凍の速度を最適化します。FPGAコンフィグレーション・スキームにFPPを選択した場合にのみ、速度を最適化できます。