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1.4.2.3. 非同期入出力ポート、および双方向同期ポートの制約
非同期出力ポートの場合、信号をタイミング解析から除外できます。これは、信号に機能的に十分なタイミングマージンがあるためです。flash_nce と flash_addr は除きます。
双方向同期ポートの場合、書き込みモード中のフラッシュアクセスを除外できます。これは、十分なタイミングマージンがあるためです。読み出しモード中は除外できません。
タイミング解析から非同期入出力ポートを除外するには、set_false_path コマンドを使用して、タイミング解析中にこれらのポートを無視させます。
PFL非同期出力ポートからフラッシュ・メモリー・デバイス (flash_nce、flash_addr) およびその逆 (読み出しモードのflash_data) への信号遅延は、set_max_delay で指定されます。遅延の計算は、次のとおりです。
最大遅延値 = 分散タイミングバジェット - ボード遅延
フラッシュ・アクセス・モード | 遅延の計算 |
---|---|
Normal Mode | タイミングバジェット = [roundup(Taccess_pfl/Tpfl_clk) + 1] * Tpfl_clk - Taccess 出力および入力遅延のタイミングバジェットを分散します。 出力遅延 (flash_addr、flash_nce) =タイミングバジェット (主要) – PFLからフラッシュへのボード遅延 入力遅延 (flash_data) = タイミングバジェット (マイナー) - フラッシュからPFLへのボード遅延 |
Page Mode | タイミングバジェット = [roundup(Tpage_access_pfl/Tpfl_clk) + 1]* Tpfl_clk- Tpage_access 出力および入力遅延のタイミングバジェットを分散します。 出力遅延 (flash_addr、flash_nce) = タイミングバジェット (主要) - PFLからフラッシュへのボード遅延 入力遅延 (flash_data) = タイミングバジェット (マイナー) - フラッシュからPFLへのボード遅延 注: TaccessとTpage_accessの両方を使用してタイミングを評価し、より厳しい制約を選択してください。 |
- Taccess_pflはフラッシュアクセス時間です。PFL FPGA Configurationパラメーターの表を参照してください。Tpage_access_pflは、PFL IPコアで30 nsに設定されています。
- TaccessとTpage_accessはそれぞれ、NormalアクセスとPageアクセス時のFLASH ROM時間指定です。