Parallel Flash Loader Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683698
日付 7/23/2021
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ドキュメント目次

1.3.4.1. オプションビットの格納

PFL IPコアでは、フラッシュ・メモリー・デバイス内にオプションビット用のスペースを割り当てる必要があります。オプション・ビット・セクターには、各ページの開始アドレス、フラッシュ・プログラミングに使用される.pofバージョン、およびPage-Validビットに関する情報が含まれています。.sofファイルを.pofに変換してPFLデザインを作成する際、フラッシュ・メモリー・デバイス内にオプション・ビット・セクターのアドレスを指定する必要があります。
表 4.  オプション・ビット・セクターのフォーマットオフセットアドレス 0x80 には、フラッシュメモリーのプログラミングに必要な .pof バージョンが格納されます。この .pof バージョンは、8ページ全てのコンフィグレーション・データに適用されます。PFL IPコアは、正常なFPGAコンフィグレーション・プロセスを実行するためには、.pof バージョンを必要とします。
セクターオフセット
0x000x03 ページ0開始アドレス
0x040x07 ページ1開始アドレス
0x080x0B ページ2開始アドレス
0x0C0x0F ページ3開始アドレス
0x100x13 ページ4開始アドレス
0x140x17 ページ5開始アドレス
0x180x1B ページ6開始アドレス
0x1C0x1F ページ7開始アドレス
0x200x7F 予約済み
0x80 11 .pof バージョン
0x81–0xFF 予約済み

インテル® Quartus® PrimeのConvert Programming Fileツールでは、.sof ファイルを .pof ファイルに変換する際、.pof バージョン用の情報を生成します。

インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェア 0x03 によって生成された .pof バージョンの値です。ただし、拡張ビットストリーム圧縮機能をオンにすると、.pof バージョンの値は 0x04 になります。

注意:
オプション・ビット・セクターの情報を上書きしないでください。これは、PFL IPコアによる誤動作を防止するためです。また、オプションビットは常にフラッシュ・メモリー・デバイスの未使用アドレスに格納してください。
図 11. CFIフラッシュ・メモリー・デバイスでのページモードとオプションビットの実装
  • 終了アドレスは、フラッシュ・メモリー・デバイスの集積度によって異なります。集積度が異なるデバイスのアドレス範囲については、バイトアドレス範囲の表を参照してください。
  • オプション・ビット・セクターのバイトアドレスは、必ず指定してください。
図 12. オプションビットとして格納されたページ開始アドレス、終了アドレス、およびPage-Validビットページ開始アドレスのビット0から12はゼロに設定され、オプションビットとしては格納されません。Page-Valid ビットは、各ページが正常にプログラミングされたかどうかを示します。ページが正常にプログラミングされた後、PFL IPコアはPage-Validビットをプログラミングします。
表 5.  異なる集積度を持つCFI フラッシュ・メモリー・デバイス用のバイトアドレス範囲
CFIデバイス (メガビット) アドレス範囲
8 0x00000000x00FFFFF
16 0x00000000x01FFFFF
32 0x00000000x03FFFFF
64 0x00000000x07FFFFF
128 0x00000000x0FFFFFF
256 0x00000000x1FFFFFF
512 0x00000000x3FFFFFF
1024 0x00000000x7FFFFFF
11 .pof バージョンは、オプション・ビット・セクターの1バイトのみ占有します。