Parallel Flash Loader Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683698
日付 7/23/2021
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ドキュメント目次

1.3.6. リモート・システム・アップグレードの使用

FPPまたはPSコンフィグレーション用のインテルCPLD内のPFL IPコアをインスタンス化すると、PFL IPコアの機能を使用してリモート・システム・アップグレードを実行できます。

リモート・ロケーションから新しいコンフィグレーション・イメージをダウンロードしてフラッシュ・メモリー・デバイスに格納し、PFL IPコアにFPGAリコンフィグレーションをトリガーして新しいコンフィグレーション・イメージをロードするように指示できます。各コンフィグレーション・イメージを新しいページとしてフラッシュ・メモリー・デバイスに格納する必要があります。PFL IPコアでは、最大8ページをサポートします。

リモート・システム・アップグレードを使用する場合、コンフィグレーション・イメージはファクトリー・イメージまたはアプリケーション・イメージとして分類されます。ファクトリー・イメージは、ユーザー定義のフォールバックまたは安全なコンフィグレーションであり、アプリケーション・イメージのコンフィグレーション中またはコンフィグレーション後に意図しないエラーが発生した場合にシステム回復を実行します。ファクトリー・イメージは、システムのメーカーによって1回だけフラッシュ・メモリー・デバイスに書き込まれます。ファクトリー・イメージの変更または上書きはしないでください。アプリケーション・イメージは、ターゲットFPGAにユーザー定義の機能を実装し、システム内でリモートで更新可能です。

図 15. FPPおよびPSコンフィグレーション・スキームでのPFL IPコアを使用したリモート・システム・アップグレードの実装