インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

2.7. ネイティブPHY IPコアのシミュレーション

シミュレーションを使用して、ネイティブPHYトランシーバーの機能性を検証します。インテルQuartus Primeプロ・エディション開発ソフトウェアは、レジスター転送レベル (RTL) とゲートレベルのシミュレーションを、 ModelSim® Intel® およびサードパーティー・シミュレーターとの両方でサポートしています。シミュレーションは、インテルQuartus Primeプロジェクト・ファイルを使用して実行します。

以下のシミュレーションが使用可能です。

  • Scripting IP Simulation - このフローでは、次のアクションを実行します。
    1. デザインの基礎となるすべてのIPのシミュレーション・ファイルをコンパイルし、単一のシミュレーション・スクリプトを生成するには、ip-setup-simulationユーティリティーを実行します。デザインでIPアドレスをアップグレードまたは変更するたびに、このスクリプトを再生成する必要があります。
    2. テストベンチ・ファイルをコンパイルし、テストベンチをシミュレートするためのトップレベルのシミュレーション・スクリプトを作成します。これは、最初のアクションで生成されたスクリプトをソースします。デザインでIPアドレスをアップグレードまたは変更する場合でも、このスクリプトを変更する必要はありません。
  • Custom Flow - このフローでは、より複雑な要件のためにシミュレーションをカスタマイズすることができます。このフローを使用すると、デザインファイル、IPシミュレーション・モデル・ファイル、およびインテル・シミュレーション・ライブラリー・モデルのコンパイルをマニュアルで行うことができます。

以下のネットリストのシミュレーションが可能です。

  • RTL機能ネットリスト — このネットリストは、Verilog HDL、SystemVerilog、およびVHDLデザイン・ソース・コードを用いるサイクル精度のシミュレーションを提供します。インテルとサードパーティーEDAベンダーがシミュレーション・モデルを提供しています。

シミュレーションのための条件

デザインをシミュレーションする前に、インテルQuartus Primeプロ・エディションのAnalysisおよびSynthesisに成功している必要があります。

注: デザインをシミュレートするときは、パワーオンリセット (2 reconfig_clk サイクル) を reconfig_reset 信号に適用する必要があります。