インテルのみ表示可能 — GUID: zph1484178279780
Ixiasoft
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7.1. PreSICE (Precision Signal Integrity Calibration Engine) を使用したリコンフィグレーション・インターフェイスおよびアービトレーション
インテルStratix 10デバイスでは、キャリブレーションはPreSICEを使用して行われます。PreSICEは、トランシーバー・チャネルおよびプログラマブル・レジスターにアクセスするAvalon-MMインターフェイスを備えています。このAvalon-MMインターフェイスには、キャリブレーション・コントローラーから特定のキャリブレーション・シーケンスを要求できる通信メカニズムが含まれています。
PreSICE Avalon-MMインターフェイスおよびユーザーAvalon-MMインターフェイスのリコンフィグレーションは、どちらもの内部コンフィグレーション・バスを共有します。このバスは、トランシーバー・チャネルおよびPLLプログラマブル・レジスター、およびキャリブレーション・レジスターへアクセスするようアービトレーションされます。
どのレジスターが内部コンフィグレーション・バスへアクセスしているかを確認するには、2通りの方法があります。
- ダイナミック・リコンフィグレーション・インターフェイス reconfig_waitrequest を使用する
- ケイパビリティー・レジスターを使用する
ネイティブPHY IPコアおよびPLLのデフォルト設定では、reconfig_waitrequest が使用されます。PreSICEが内部コンフィグレーション・バスを制御する場合、内部コンフィグレーション・バスからの reconfig_waitrequest はHighとなります。ユーザーアクセスが許可されると、内部コンフィグレーション・バスからの reconfig_waitrequest 信号はLowになります。
ケイパビリティー・レジスターを使用してバス・アービトレーションを確認するためには、以下の手順を実行します。
- PHYおよびPLL GUIのDynamic ReconfigurationタブからEnable dynamic reconfigurationを選択します。
- Separate reconfig_waitrequest from the status of AVMM arbitration with PreSICEオプションおよびEnable control and status registersオプションの両方を選択します。
PreSICEに内部コンフィグレーション・バスを戻すには以下を実行します。
- オフセット・アドレス0x100からいずれかのキャリブレーション・ビットがイネーブルされている場合、オフセット・アドレス0x0[0]に0x1を書き込みます。
- オフセット・アドレス0x100からキャリブレーション・ビットがイネーブルされていない場合、オフセット・アドレス0x0[1:0]に0x3を書き込みます。
キャリブレーション処理が実行中であることを確認するには、以下のいずれかを実行します。
- pll_cal_busy、tx_cal_busy、および rx_cal_busy ネイティブPHY出力信号を監視します。
- ケイパビリティー・レジスターから tx/rx/pll_cal_busy 信号のステータスを読み出します。
tx/rx/pll_cal_busy 信号は、キャリブレーション・プロセスが実行されている限り、信号はアサートされた状態を保持します。キャリブレーションが完了したかどうかを確認するには、ケイパビリティー・レジスターを読み出すか、tx/rx/pll_cal_busy 信号を確認します。PMA tx_cal_busy および rx_cal_busy は同一の内部ノードから発出しており、ハードウェアから切り離すことはできません。ケイパビリティー・レジスター0x481[5:4]は、tx_cal_busy または rx_cal_busy を個別にイネーブルまたはディスエーブルできます。ケイパビリティー・レジスター0x481[5:4]を使用して tx_cal_busy および rx_cal_busy を切り離すことは、信号物理チャネルへのシンプレックスTXおよびRXマージではサポートされていません。詳細については、ケイパビリティー・レジスターを参照してください。