インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
Public
ドキュメント目次

6.9. 特殊なケースでのリコンフィグレーション・フロー

ダイナミック・リコンフィグレーションは、複数のトランスミッターPLL間および複数のリファレンス・クロック間での切り替えといった論理動作で実行することが可能です。 このようなケースにおいては、コンフィグレーション・ファイル自体を使用することができません。コンフィグレーション・ファイルはIP生成中に生成されますが、PLLおよびリファレンス・クロックの配置に関する情報は含まれません。

論理動作でダイナミック・リコンフィグレーションを実行するには、論理インデックスから物理インデックスへのマッピングについての情報を含むルックアップ・レジスターを使用する必要があります。ルックアップ・レジスターは読み出し専用レジスターです。このルックアップ・レジスターを使用して、PLLまたはリファレンス・クロック間で切り替えを実行するためにセレクションMUXへRead-Modify-Writeを実行します。

特殊なケースにリコンフィグレーション・フローを使用しダイナミック・リコンフィグレーションを実行するには、以下の手順を実行します。

  1. PMAチャネル関連レジスターの場合、チャネル・リコンフィグレーションの手順1から6までの必要な手順を実行し、PLL関連レジスターの場合、ダイナミック・リコンフィグレーション実行の手順の下のPLLリコンフィグレーションの手順1から9を実行します。
  2. 該当するルックアップ・レジスターから読み出しを実行します。ルックアップ・レジスターの詳細については、トランスミッターPLLの切り替え およびリファレンス・クロックの切り替え の項を参照してください。
  3. Logical Encodingを実行します (トランスミッターPLLの切り替えにのみ必要です)。
  4. 設定したい値あるいはエンコード化された値で必要な機能アドレスにRead-Modify-Writeを実行します。