2.3.17. IPコアファイルの位置
トランシーバー・ネイティブPHY IPを生成すると、インテルQuartus Primeプロ・エディション開発ソフトウェアが、IPのインスタンスを定義するHDLファイルを生成します。加えて、インテルQuartus Primeプロ・エディション開発ソフトウェアは、ModelSimシミュレーターでデザインをコンパイルしてシミュレーションするためのTclスクリプト例も生成します。また、SynopsysのVCS、AldecのActive-HDL、AldecのRiviera-Pro、およびCadenceのIncisive Enterprise用のシミュレーション・スクリプトも生成します。
以下の表で、ディレクトリー、ならびにパラメーター化されたトランシーバー・ネイティブPHY IPコアおよびシミュレーション環境向けに最も重要なファイルについての説明をします。これらのファイルはクリアテキストです。
| ファイル名 | 説明 |
|---|---|
| <project_dir> | トップレベル・プロジェクトのディレクトリー |
| <your_ip_name> .vまたは.vhd | トップレベル・デザイン・ファイル |
| <your_ip_name> .qip | インテルQuartus Primeのコンパイルに必要な全てのファイルのリスト |
| <your_ip_name> .bsf | Transceiver Native PHYインスタンスのBlock Symbolファイル (.bsf) |
| <project_dir>/<your_ip_name>/ | トランシーバー・ネイティブPHY IPを定義するHDLファイルを格納するディレクトリー |
| <project_dir>/sim | シミュレーション・ディレクトリー |
| <project_dir>/sim/aldec | Riviera-PROシミュレーション・ツール用のシミュレーション・ファイル |
| <project_dir>/sim/cadence | Cadenceシミュレーション・ツール用のシミュレーション・ファイル |
| <project_dir>/sim/mentor | Mentorシミュレーション・ツール用のシミュレーション・ファイル |
| <project_dir>/sim/synopsys | Synopsysシミュレーション・ツール用のシミュレーション・ファイル |
| <project_dir>/synth | 合成に使用されるファイルを格納するディレクトリー |
VerilogおよびVHDLのトランシーバー・ネイティブPHY IPコアは、以下のシミュレーターでテストされています。
- ModelSim SE
- Synopsys VCS MX
- Cadence NCSim
トランシーバーPHYにVHDLを選択した場合、インテルQuartus Primeプロ・エディション開発ソフトウェアで生成されたラッパーのみがVHDLです。すべての下位層のファイルは、VerilogまたはSystemVerilogで書かれています。VHDL専用のModelSimライセンスを使用するシミュレーションを可能にするために、トランシーバー・ネイティブPHY IPの下位層のVerilogおよびSystemVerilogファイルは符号化されており、そのためこれらを混合言語シミュレーターを使用せずにトップレベルVHDLラッパーで使用することができます。
ModelSimを使用するシミュレーションの詳細については、Intel Quartus Prime Handbookのvolume 3のMentor Graphics ModelSim Supportの章を参照してください。
トランシーバー・ネイティブPHY IPコアは、インテルQuartus Primeプロ・エディション開発ソフトウェアでNativeLink機能をサポートしていません。