インテルのみ表示可能 — GUID: juw1484177925965
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6.11. ポートおよびパラメーター
IPコアのパラメーター化する際、Share reconfiguration interfaceをオンにすると、すべてのチャネル間でリコンフィグレーション・インターフェイスを共有できます。このオプションをイネーブルすると、IPコアはすべてのチャネルのダイナミック・リコンフィグレーションに単一のリコンフィグレーション・インターフェイスを提供します。アドレスビット[10:0]は、選択したチャネルのリコンフィグレーション・スペースにレジスターアドレスを提供します。残りのリコンフィグレーション・アドレスのアドレスビットは、選択した論理チャネルを指定します。例えば、ネイティブPHY IPインスタンスに4つのチャネルが存在する場合、reconfig_address[10:0] はアドレスを指定し、reconfig_address[12:11] は4つのチャネルを指定するために2進数でエンコードされます。具体的には、reconfig_address[12:11] の2'b01が論理チャネル1を指定します。
次の図は、ネイティブPHY IPコアが4つのチャネルに対しコンフィグレーションされ、Share reconfiguration interfaceオプションがイネーブルされている場合に使用可能な信号を示しています。
ポート名 | 入力/出力 | クロックドメイン | 説明 |
---|---|---|---|
reconfig_clk | 入力 | 該当なし | Avalonクロック。クロック周波数は最大150 MHzです。 |
reconfig_reset | 入力 | reconfig_clk | Avalonインターフェイスをリセットします。アサーションに非同期であり、デアサーションには同期です。 |
reconfig_write | 入力 | reconfig_clk | 書き込みイネーブル信号。信号はアクティブHighです。 |
reconfig_read | 入力 | reconfig_clk | 読み出しイネーブル信号。信号はアクティブHighです。 |
reconfig_address[log2<N>+10:0] | 入力 | reconfig_clk | アドレスバス。下位11ビットはアドレスを指定し、上位ビットはチャネルを指定します。 |
reconfig_writedata[31:0] | 入力 | reconfig_clk | 32ビットデータ書き込みバス。データは reconfig_address で示されるアドレスに書き込まれます。 |
reconfig_readdata[31:0] | 出力 | reconfig_clk | 32 ビットデータ読み出しバス。読み出し動作後に有効なデータがこのバスに配置されます。信号は、reconfig_waitrequest がHighになり、Lowになった後で有効になります。 |
reconfig_waitrequest | 出力 | reconfig_clk | Avalonインターフェイスがビジー状態であることを示す1ビットの信号です。インターフェイスが読み出し/書き込み転送を開始する準備が整うまで、Avalonコマンドがアサートされた状態を保持してください。この信号の動作は、Separate reconfig_waitrequest from the status of AVMM arbitration with PreSICE機能のイネーブル/ディスエーブルによって異なります。詳細は、キャリブレーションの項を参照してください。 |
Share reconfiguration interfaceがオフの場合、ネイティブPHY IPコアは各チャネルに対して独立したリコンフィグレーション・インターフェイスを提供します。例えば、4つのチャネルを持つネイティブPHY IPインスタンスでリコンフィグレーション・インターフェイスが共有されていない場合、reconfig_address[10:0] は論理チャネル0 のリコンフィグレーション・アドレス・バスに相当し、reconfig_address[21:11] は論理チャネル1のリコンフィグレーション・アドレス・バスに相当し、reconfig_address[32:22] は論理チャネル2のリコンフィグレーション・アドレス・バスに相当し、そして reconfig_address[43:33] は論理チャネル3のリコンフィグレーション・アドレス・バスに相当します。
次の図は、ネイティブPHYが4つのチャネルに対しコンフィグレーションされ、Share reconfiguration interfaceオプションがイネーブルされていない場合に使用可能な信号を示しています。
ポート名 | 入力/出力 | クロックドメイン | 説明 |
---|---|---|---|
reconfig_clk[N-1:0] | 入力 | 該当なし | 各チャネルへのAvalonクロック。クロック周波数は最大150 MHzです。 |
reconfig_reset[N-1:0] | 入力 | reconfig_clk | 各チャネルのAvalonインターフェイスをリセットします。アサーションに非同期であり、デアサーションには同期です。 |
reconfig_write[N-1:0] | 入力 | reconfig_clk | 各チャネルへの書き込みイネーブル信号。信号はアクティブHighです。 |
reconfig_read[N-1:0] | 入力 | reconfig_clk | 各チャネルへの読み出しイネーブル信号。信号はアクティブHighです。 |
reconfig_address[N*10-1:0] | 入力 | reconfig_clk | 各チャネルの11ビット・アドレス・バスです。 |
reconfig_writedata[N*32-1:0] | 入力 | reconfig_clk | 各チャネルへの32ビットデータ書き込みバス。データは reconfig_address の対応するアドレスフィールドに示されるアドレスへ書き込まれます。 |
reconfig_readdata[N*32-1:0] | 出力 | reconfig_clk | 各チャネルへの32ビットデータ読み出しバス。有効なデータは読み出し動作後にこのバスに配置されます。信号は、waitrequest がHigh、そしてLowになった後に有効になります。 |
reconfig_waitrequest[N-1:0] | 出力 | reconfig_clk | Avalonインターフェイスがビジー状態であることを示す1ビットの信号です。インターフェイスが読み出し/書き込み転送を開始する準備が整うまで、Avalonコマンドがアサートされた状態を保持してください。この信号の動作は、Separate reconfig_waitrequest from the status of AVMM arbitration with PreSICE機能のイネーブル/ディスエーブルによって異なります。詳細は、キャリブレーションの項を参照してください。 |
パラメーター | 値 | 説明 |
---|---|---|
Enable dynamic reconfiguration | On / Off | ネイティブPHYおよびTX PLL IPパラメーター・エディターで使用可能です。リコンフィグレーション・インターフェイスをイネーブルします。デフォルトではオフにされています。このオプションをイネーブルすると、リコンフィグレーション・インターフェイスが公開されます。 |
Share reconfiguration interface | On / Off | ネイティブPHY IPパラメーター・エディターでのみ使用可能です。1つのリコンフィグレーション・インターフェイスで、すべてのチャネルを制御することが可能になります。デフォルトではオフにされています。イネーブルすると、reconfig_address の最上位ビットがアクティブチャネルを識別します。下位11ビットはリコンフィグレーション・アドレスを指定します。バイナリー・エンコーディング.は、アクティブチャネルを識別するために使用します (トランシーバー・ネイティブPHYでのみ使用可能)。ネイティブPHYが複数のチャネルでコンフィグレーションされている場合は、このオプションをイネーブルします。 |
Enable Native PHY Debug Master Endpoint | On / Off | ネイティブPHYおよびTX PLL IPパラメーター・エディターで使用可能です。イネーブルすると、Native PHY Debug Master Endpoint (NPDME) がインスタンス化され、ネイティブPHYのAvalon-MMインターフェイスへアクセスできるようになります。NPDMEを備えたSystem Consoleを使用して、特定の検証機能およびデバッグ機能にアクセスすることができます。NPDMEについての詳細は、エンベデッド・デバッグ機能の項を参照してください。 |
Separate reconfig_waitrequest from the status of AVMM arbitration with PreSICE | On / Off | イネーブルすると、reconfig_waitrequest はPreSICEを備えたAvalon-MMインターフェイス・アービトレーションのステータスが非表示となります。Avalon-MMインターフェイス・アービトレーション・ステータスは、ソフト・ステータス・レジスター・ビットに反映されます。この機能を使用するには、Optional Reconfiguration LogicのEnable control and status registersをイネーブルする必要があります。この機能についての詳細は、アービトレーションを参照してください。キャリブレーションについての詳細は、キャリブレーションの章を参照してください。 |
Enable rcfg_tx_digitalreset_release_ctrl port | On / Off | ネイティブPHY IPパラメーター・エディターでのみ使用可能です。TX PCSリセット・リリース・シーケンスを動的に制御する rcfg_tx_digitalreset_release_ctrl ポートをイネーブルします。このポートは、TX PCS Gearbox比*:67との間でリコンフィグレーションする場合に必須です。TX PCS Gearbox比が*:67にコンフィグレーションされている場合、tx_digitalreset をデアサートする前に、この信号を少なくとも30 nsデアサートします。他のモードでは、tx_digitalreset をデアサートする前にこの信号を少なくとも30 nsアサートします。 |
Enable capability registers | On / Off | ネイティブPHYおよびTX PLL IPパラメーター・エディターで使用可能なパラメーターで、ケイパビリティー・レジスターをイネーブルします。これらのレジスターは、トランシーバー・チャネルおよびPLLコンフィグレーションに関する上位レベルの情報を提供します。 |
Set user-defined IP identifier | ユーザー指定 | ネイティブPHYおよびTX PLL IPパラメーター・エディターで使用可能です。ケイパビリティー・レジスターがイネーブルされると、user_identifier オフセットから読み出される、ユーザー定義の数値による識別子を設定します。 |
Enable control and status registers | On / Off | ネイティブPHYおよびTX PLL IPパラメーター・エディターで使用可能です。NPDMEまたはリコンフィグレーション・インターフェイスを介して、PHY/PLLインターフェイスでステータス信号を読み出し、コントロール信号を書き込むためのソフトレジスターをイネーブルします。 |
Enable PRBS soft accumulators | On / Off | ネイティブPHY IPパラメーター・エディターでのみ使用可能です。ハードPRBSジェネレーターおよびベリファイアーを使用している際に、PRBSビットおよびエラーのアキュムレーションを実行するためのソフトロジックをイネーブルします。 |
Configuration file prefix | ユーザー指定 | ネイティブPHYおよびTX PLL IPパラメーター・エディターで使用可能です。コンフィグレーション・ファイルの生成に使用するファイル・プリフィクスを指定します。ネイティブPHYおよびPLLの各バリアントのコンフィグレーション・ファイルに固有のプリフィクスを使用します。 |
Generate SystemVerilog package file | On / Off | ネイティブPHYおよびTX PLL IPパラメーター・エディターで使用可能です。すべてのリコンフィグレーション・アドレスの現在のコンフィグレーション・データ値を含むSystemVerilogパッケージファイルを作成します。デフォルトではディスエーブルされています。 |
Generate C header file | On / Off | ネイティブPHYおよびTX PLL IPパラメーター・エディターで使用可能です。すべてのリコンフィグレーション・アドレスの現在のコンフィグレーション・データ値が含まれるCヘッダーファイルを作成します。デフォルトではディスエーブルされています。 |
Generate MIF (Memory Initialize File) | On / Off | ネイティブPHYおよびTX PLL IPパラメーター・エディターで使用可能です。すべてのリコンフィグレーション・アドレスの現在のコンフィグレーション・データ値が含まれるMIFファイルを作成します。デフォルトではディスエーブルされています。 |
Enable multiple reconfiguration profiles | On / Off | ネイティブPHYおよびTransmit PLL IPパラメーター・エディターでのみ使用可能です。複数のコンフィグレーションを格納するには、Parameter Editorを使用します。各プロファイルへのパラメーター設定はParameter Editor内で一覧できます。 |
Enable embedded reconfiguration streamer | On / Off | ネイティブPHYおよびTransmit PLL IPパラメーター・エディターでのみ使用可能です。ネイティブPHY/Transmit PLL IPコアへリコンフィグレーション・ストリーマーを埋め込み、複数の定義済みコンフィグレーション・プロファイル間でのダイナミック・リコンフィグレーション・プロセスを自動化します。 |
Generate reduced reconfiguration files | On / Off | ネイティブPHYおよびTransmit PLL IPパラメーター・エディターでのみ使用可能です。複数のプロファイル間で異なる属性のみを含むリコンフィグレーション・ファイルを生成するようネイティブPHY/Transmit PLL IPコアをイネーブルします。 |
Number of reconfiguration profiles | 1~8 | ネイティブPHYおよびTransmit PLL IPパラメーター・エディターでのみ使用可能です。複数のリコンフィグレーション・プロファイルをイネーブルした場合にサポートするリコンフィグレーション・プロファイルの数を指定します。 |
Selected reconfiguration profile | 0~7 | ネイティブPHYおよびTransmit PLL IPパラメーター・エディターでのみ使用可能です。Store profileをクリックして、格納するリコンフィグレーション・プロファイルを選択します。 |
Store configuration to selected profile | 該当なし | ネイティブPHYおよびTransmit PLL IPパラメーター・エディターでのみ使用可能です。Selected reconfiguration profileパラメーターで指定されたプロファイルに現在のネイティブPHYおよびTransmit PLLパラメーター設定を格納します。 |
Load configuration from selected profile | 該当なし | ネイティブPHYおよびTransmit PLL IPパラメーター・エディターでのみ使用可能です。Selected reconfiguration profileパラメーターによって指定された格納済みのプロファイルからパラメーター設定で現在のネイティブPHY/Transmit PLL IPをロードします。 |
Clear selected profile | 該当なし | ネイティブPHYおよびTransmit PLL IPパラメーター・エディターでのみ使用可能です。Selected reconfiguration profileパラメーターで指定したプロファイルへ格納したネイティブPHY/Transmit PLL IPパラメーター設定を消去します。空となったプロファイルは、ネイティブPHY/Transmit PLLにおける現在のパラメーター設定のデフォルトとなります。つまり、空のプロファイルはネイティブPHY/Transmit PLLの現在のパラメーター設定を反映します。 |
Clear all profiles | 該当なし | ネイティブPHYおよびTransmit PLL IPパラメーター・エディターでのみ使用可能です。すべてのプロファイルに対してネイティブPHY/Transmit PLL IPパラメーター設定を消去します。 |
Refresh selected_profile | 該当なし | ネイティブPHYおよびTransmit PLL IPパラメーター・エディターでのみ使用可能です。Load configuration from selected profile、そしてStore configuration to selected profileボタンの順でのクリックに相当します。この動作を行うことで、Selected reconfiguration profileパラメーターによって指定された格納済みのプロファイルからパラメーター設定をロードし、そのパラメーターをプロファイルに格納します。 |