インテル® アクセラレーション・スタック (インテル® Xeon® CPU&FPGA対応) コア・キャッシュ・インターフェイス (CCI-P) リファレンス・マニュアル

ID 683193
日付 11/04/2019
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ドキュメント目次

1.3.12.1. アップストリーム・リクエスト

表 30.  AFUからFIUへのアップストリーム・リクエストのプロトコルフローTxデータの欄は、リクエストがTxデータペイロードを予期しているかを示します。Rxデータの欄は、応答がRxデータペイロードを返すかどうかを示します。
タイプ Txリクエスト Txデータ Rx応答 Rxデータ
メモリー書き込み WrLine_I はい WrLine いいえ
WrLine_M
WrPush_I
メモリー読み出し RdLine_I いいえ RdLine はい
RdLine_S
特別なメッセージ WrFence いいえ WrFence いいえ
Interrupt いいえ Interrupt いいえ
表 31.  AFUからFIUへのアップストリーム・リクエストのプロトコルフロー
  • WrLine_I: CLにまず書き込み、それをその後キャッシュからエビクションする必要があるため、特別な処理を必要とします。エビクションはリクエストのフェーズ2を形成します。
  • RdLine_I: デフォルトの読み出しタイプとして推奨されます。
  • RdLine_S: 多くリファレンスされているCLを特定した場合にのみ、控えめに使用してください。
  • RdCode: CPUディレクトリーを更新し、FPGAに共有状態でラインをキャッシュさせます。RdCurはCPUディレクトリーを更新せず、FPGAはこのラインをキャッシュしません。CPUからこのラインへのその後のアクセスでは、FPGAをスヌーピングしません。
CCI-Pリクエスト FPGAキャッシュ UPIサイクル 次の状態 CCI-P応答 UPIサイクル 次の状態 CCI-P応答 UPIサイクル 次の状態
ヒット/ミス 状態 フェーズ1 フェーズ2 フェーズ3
WrLine_I ヒット M なし M WrLine WbMtoI I      
ヒット S InvItoE    
ミス I    
WrLine_M ヒット M なし M WrLine 該当なし        
ヒット S InvtoE    
ミス I    
WrLine_I ミス M WbMotI I   InvItoE M WrLine WbMotI I
WrLine_M    
WrPush_I WbPushMotI I
WrLine_I ミス S EvctCln I   InvItoE M WrLine WbMotI I
WrLine_M    
WrPush_I WbPushMotI I
WrPush_I ヒット M なし M WrLine WbPushMotI I      
S、I InvItoE    
RdLine_S ヒット S、M なし 変更なし RdLine 該当なし        
ミス I RdCode S RdLine      
RdLine_I ヒット S、M なし 変更なし RdLine 該当なし        
ミス I RdCur I RdLine      
RdLine_I ミス M WbMtoI I   RdCur I RdLine    
RdLine_S RdCode S    
RdLine_I S EvctCln RdCur I    
RdLine_S RdCode S