インテル® アクセラレーション・スタック (インテル® Xeon® CPU&FPGA対応) コア・キャッシュ・インターフェイス (CCI-P) リファレンス・マニュアル

ID 683193
日付 11/04/2019
Public
ドキュメント目次

1.3.15. CCI-P のガイダンス

この章では、インテルFPGA IPシステムでFPGA統合プラットフォームまたは インテル® FPGA PACの使用を開始する際に推奨される有効な手法および設定を提供します。

CCI-Pインターフェイスは、FPGAキャッシュ状態および仮想チャネルを詳細に制御するための複数の高度な機能を提供します。それらを正しく使用することで、インターフェイスにわたる最適なパフォーマンスを実現することができます。それらが正しく使用されないと、パフォーマンスが大幅に低下する場合があります。

次の表に、リクエストフィールドに推奨されるパラメーターをいくつか示します。

表 40.  メモリーリクエストに推奨される選択
フィールド 推奨されるオプション
vc_sel ProducerとConsumerタイプのフローの場合 VA
レイテンシーに影響されやすいフローの場合 VL0
データに依存するフローの場合 VAを除くVCのいずれかを使用する、もしくはMPFのVCマップを使用する
cl_len 最大の帯域幅に向けて 4 CL (256バイト)
req_type メモリー読み出し RdLine_I
メモリー書き込み WrLine_M
AFUでリクエスト・バッファー・サイズを設定する際は、次のガイダンスを使用します。
  • インテル® FPGA PAC
    • VH0で64の未処理のリクエスト
    • VAおよびVH0は、同じ64の未処理のリクエスト・バッファーを共有できます。
  • FPGA統合プラットフォーム
    • VH0およびVH1はそれぞれ、64の未処理のリクエストを持つことができます。
    • VL0がフルの帯域幅に達するには最低128のインフライトのトランザクションを必要とします。また、長いレイテンシー・テイルに対処するのに256を超える未処理のリクエストは必要ありません。
    • VAの場合、最大限のパフォーマンスは最低256、最大384のトランザクションで達成することができます。デザイン領域の節減に向け、VAバッファーをほかのVCと共有することを検討します。