Altera SoCエンベデッド・デザイン・スイート(EDS)ユーザ・ガイド

ID 683187
日付 2/17/2016
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ドキュメント目次

9.3.2. HPSフラッシュ・プログラマのコマンドラインの例

使用方法についての情報を確認するには、quartus_hps --helpと入力してください。また、各オプションの詳細情報を確認するには、quartus_hps --help=<option>と入力してください。例:「quartus_hps --help=o」

フラッシュのアドレス0へのプログラム・ファイル

quartus_hps –c 1 –o P input.binはケーブルMを使用してフラッシュ・アドレス0へフラッシュへ入力ファイル(input.bin)をプログラムします。

初めの500バイトのファイルをフラッシュへプログラムする(10進数)

quartus_hps –c 1 –o PV –a 1024 –s 500 input.binはフラッシュ・アドレス1024から入力ファイル(input.bin)の初めの500バイトをフラッシュへプログラムします。ケーブルMを使用した検証がそれに続きます。
注: フラッシュ・アドレスに対しプリフィックスの0xがない場合、ツールはこれを10進数であると仮定します。

初めの500バイトのファイルをフラッシュへプログラムする(16進数)

quartus_hps –c 1 –o PV –a 0x400 –s 500 input.binは入力ファイル(input.bin)の初めの500バイトをフラッシュへプログラムし、フラッシュ・アドレス1024から開始し、ケーブルMを使用した検証がそれに続きます。
注: プリフィックスの0xを使用すると、ツールはこれを16進数であると仮定します。

ファイルを1 MBごとに2度リピートするフラッシュへプログラムする

quartus_hps –c 1 –o BPV –t 2 –i 0x100000 input.binは入力ファイル(input.bin)をケーブルMを使用しプログラムします。 この動作は、フラッシュ・アドレスの1メガバイト(MB)ごとに2度リピートされます。プログラム実行前に、ツールはフラッシュがブランクであることを確認します。プログラム実行後、ツールはプログラムされたデータを検証します。

フラッシュ・アドレス上のフラッシュを消去する

quartus_hps –c 1 –o EB input.binは、入力ファイル(input.bin)が存在するフラッシュ・アドレス上のフラッシュを消去します。ケーブルMを使用したブランク・チェックがそれに続きます。

フル・チップを消去する

quartus_hps –c 1 –o EはケーブルMを使用しフル・チップを消去します。入力ファイル(input.bin)が指定されていない場合、フラッシュの内容をすべて消去します。

指定したフラッシュのメモリ・コンテントを消去する

quartus_hps –c 1 –o E –a 0x100000 –s 0x400000は、指定したフラッシュのメモリ・コンテントを消去します。たとえば、フラッシュ・アドレス内の4 MBに相当するメモリ・コンテントをケーブルMを使用して1 MBから消去します。

フラッシュからのデータを検査する

quartus_hps –c 1 –o X –a 0x98679 –s 56789 output.binはケーブルMを使用し、0x98679フラッシュ・スタート・アドレスを持つフラッシュからの56789バイトのデータを検査します。