Altera SoCエンベデッド・デザイン・スイート(EDS)ユーザ・ガイド

ID 683187
日付 2/17/2016
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ドキュメント目次

1.3. ハードウェア – ソフトウェアの開発フロー

アルテラのハードウェア-ソフトウェア間のハンドオフ・ユーティリティを使用することで、ハードウェア・チームとソフトウェア・チームが独立して開発を行い、それぞれに使い慣れたデザイン・フローに沿って作業を進めることが可能です。

図 1. アルテラのハードウェア-ソフトウェア間ハンドオフ

ハードウェア・プロジェクトがコンパイルされると、以下のハンドオフ・ファイルが作成されます。

  • Handoffフォルダ – イネーブルされたペリフェラル、ピンMUXingやIOCSR設定、メモリ・パラメータなど、どのようにHPSコンポーネントがコンフィギュレーションされたかについての情報を含みます。
  • .svdファイル – デバイスのFPGA部分に実装されたFPGA側のHPSレジスタおよびソフトIPレジスタについての説明を含みます。
  • .sopcinfoファイル – 全システムについての説明を含みます。

Handoffフォルダは、Preloaderを作成するためにSecond Stage Bootloaderジェネレータによって使用されます。

Handoffフォルダについての詳細は、BSP Generation Flowの章を参照してください。

.svdファイルには、SoCのFPGA部分に位置するソフトIPコンポーネント用レジスタとHPSペリフェラル・レジスタのレジスタについての説明が含まれます。このファイルはARM DS-5 Debuggerによって使用され、ユーザによるこれらのレジスタの点検、編集が可能です。

SOPC Information(.sopcinfo)ファイルには全システムの情報が含まれ、Linuxカーネルによって使用されるデバイス・ツリーを作成するためにLinuxデバイス・ツリー・ジェネレータによって使用されます。

詳細については、「Linux Device Tree Generator」の章を参照してください。

注: ソフトIPレジスタの説明は、ソフトIPコアのすべてに対し生成されるわけではありません。