インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デザイン最適化

ID 683641
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

5.4.2.4. 設定が疑わしい場合

設定が疑わしい場合のエラーには、要件が非常に小さい、あるいは非常に大きいパスが含まれています。

1つの典型的な原因は数学の精度エラーです。 たとえば、1周期あたり10 MHz/3 = 33.33 nsです。 3サイクルでは、時間は99.999 ns対100.000 nsです。 最大遅延を設定すると、適切な設定関係が得られます。

失敗のもう1つの原因は、次のようなデザイン意図によって誤っている必要があるパスです。

  • FIFOを介して処理される非同期パス
  • 複数のマルチプル・クロックサイクルで利用可能であるデータへのハンドシェイクに依存する低速の非同期パス

フィッタが制限のあるタイミング要件を不必要に満たすことを防止するには、フォルス・パス・ステートメントもしくはマルチサイクル・パス・ステートメントを追加することを検討します。