インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デザイン最適化

ID 683641
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

2.2. Netlist Viewersによる インテル® Quartus® Primeデザインフロー

デザインのコンパイル後に最初にNetlist Viewersの1つを開くと、Netlist Viewersが開く前にプリプロセッサー・ステージが自動的に実行されます。

プリプロセッサーのプロセスボックスのリンクをクリックしてSettings > Compilation Process Settingsページに移動し、Run Netlist Viewers preprocessing during compilationオプションをオンにすることができます。 このオプションをオンにすると、前処理はプロジェクト全体のコンパイルフローの一部になり、前処理ダイアログボックスを表示せずにNetlist Viewerがすぐに開きます。

図 2.  インテル® Quartus® PrimeRTL ViewerとTechnology Map Viewerを含むデザインフロー

この図は、Netlist Viewersが基本的な インテル® Quartus® Primeデザインフローにどのように適合するかを示しています。

Netlist Viewerでプリプロセッサステージを実行する前に、デザインをコンパイルする必要があります。

  • RTL Viewerを開くには、まず分析とエラボレーションを実行します。
  • Technology Map Viewer(フィッティング後)またはTechnology Map Viewer(マッピング後)を開くには、まず解析と合成を実行します。
ネットリストビューアには、最後に成功したコンパイルの結果が表示されます。
  • そのため、解析およびエラボレーション中にエラーを引き起こすデザイン変更を行った場合、新しいデザインファイルのネットリストは表示できませんが、最後に正常にコンパイルされたデザインファイルの結果は表示できます。
  • コンパイル中にエラーが発生し、プロジェクトに適切なコンパイルステージをまだ正常に実行していない場合、Netlist Viewerは表示できません。この場合、 インテル® Quartus® Primeソフトウェアは、ネットリストビューアを開こうとするとエラーメッセージを発行します。
注: 新しいコンパイルを開始するときにNetlist Viewerが開いている場合、Netlist Viewerは自動的に閉じます。 コンパイルが正常に完了した後、新しいデザインネットリストを表示するには、ネットリストビューアーを再度開く必要があります。