インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デザイン最適化

ID 683641
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

4.2.4.3. ガイドライン:Router Effort Multiplierを増加する

Router Effort Multiplierは、ルーターが有効な解決策を見つけるまでの速さを制御します。 デフォルト値は1.0で、有効値は0より大きくなければなりません。

  • 1より大きい数値は、配線作業を増加することによって配線が困難なデザインに役立ちます。
  • 0に近い数値(0.1など)は、ルーターの実行時間を短縮できますが、通常はルーティング品質をわずかに低下させます。
実験的証拠は、3.0の乗数が全体のワイヤ使用量を約2%減少させることを示しています。 デフォルト値よりも高いRouter Effort Multiplierを使用すると、5つを超えるレベルのロジックを持つ複雑なデータパスを持つデザインに有利になる可能性があります。 ただし、デザイン内の輻輳は主に配置によるもので、Router Effort Multiplierを大きくしても必ずしも輻輳が軽減されるわけではありません。
注: 4より大きいRouter Effort Multiplier値は、1を追加するごとに10%だけ増加します。たとえば、10の値は実際には4.6です。