インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デザイン最適化

ID 683641
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

6.3.2. Logic Lockの領域

Logic Lock領域はフロアプランの位置の制約です。 インスタンスまたはノードをLogic Lockの領域に割り当てるときは、それらのインスタンスまたはノードをリージョン内に配置するようにFitterに指示します。 フロアプランには複数のLogic Lockの領域を含めることができます。
注: ベスト・プラクティスとして、反復的なデザインフローを使用してリソース配置を定義します。 ハード・プレースメントの制約を設定する前に、Early Place Flowのような手法を使用してフロア・プランニングの決定を下します。

Logic Lockの領域には保存属性はなく、境界と論理リソースの予約だけがあります。 インテル® Quartus® Primeプロ・エディションソフトウェアを使用して、完全に階層的なLogic Lockの領域割り当てを実装できます。

Logic Lock領域は2つの要素で構成されています。

  • Placement Region: デバイスの特定領域に対する制約ロジック。 Fitterは指定した領域にロジックを配置します。 領域を予約済みとして指定した場合、フィッターはその領域に他のロジックを配置できません。
  • Routing Region: 特定のエリアへのルーティングを制限します。 デフォルトでは、ルーティング領域は制約されていません。 配線領域は配置領域を囲む必要があります。 ルーティング領域は予約できません。 詳しくは、Defining Routing Regionsを参照してください。