インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デザイン最適化

ID 683641
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

5.4.2.7. クロッキング・アーキテクチャ

より良いタイミング結果を得るために、チップの1つの象限に地域クロックで駆動されるレジスターを配置してください。 Chip Plannerを使用してクロック領域の境界を確認できます。

デバイス上部のI/Oインターフェイスがリージョナル・クロックによって駆動されるロジックに接続すると、タイミング・エラーが発生する可能性があります。リージョナル・クロックはデバイスの1 つのエリアに存在し、配置の制約は強制的に、一部のI/Oからロジックへのパスがエリアを交差する長いパスにします。

ロジックを駆動するには、デバイス全体をカバーするグローバル、またはデバイスの半分をカバーするデュアル・リージョナルのクロックソースを使用します。 あるいは、長いパス遅延に対応するために、I/Oインターフェイスの頻度を減らすことができます。 指定したすべてのI/Oをリージョナル・クロック象限に隣接するようにデバイスのピン配置を再デザインすることもできます。 この問題は、Logic Lock領域、クロッキング・リソース、ハードブロック(メモリー」、DSP、IP)など、レジスターの場所が制限されている場合に発生する可能性があります。

Timing AnalyzerのタイミングレポートのExtra Fitter Informationタブには、パス内のノードの配置が制限されている場合に通知されます。Extra Fitter Informationタブは インテル® Stratix® 10デバイスには使用できません。