MAX 10外部メモリ・インタフェース・ユーザーガイド

ID 683087
日付 2/21/2017
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ドキュメント目次

3.1.2. MAX® 10デバイスで推奨されるDDR2/DDR3の終端方法

アドレス、コマンド、およびメモリ・クロック・ピンが複数の負荷に接続される複数のDDR2およびDDR3 SDRAMコンポーネントにインタフェースする場合、次の手順に従います。

  1. システムのシミュレーションを実行し、DQ/DQS、DM、アドレス、コマンド、およびクロック信号の新しいスルー・レートを取得します。
  2. シミュレーション結果に基づいて、DDR2あるいはDDR3 SDRAMデータシートからディレーティングtISとtIHの仕様を使用します。
  3. タイミング・ディレーティングにより、インタフェースがタイミング要件を満たさない場合、これらの信号の負荷を低減するために信号を複製することでタイミングを向上させます。
注: 次の表に示すClass IおよびClass II終端方法は、ドライブ強度であり物理的終端ではありません。
表 5.   MAX® 10DDR2コンポーネントの終端の推奨事項
信号の種類 SSTL 18 I/O規格 FPGAエンド・ディスクリート終端 メモリ・エンド終端 1 メモリI/O規格
DQ/DQS Class I 12 mA VTTディスクリートへの50Ω並列 ODT754 HALF5
DM Class I 12 mA VTTディスクリートへの56Ω並列
アドレスおよびコマンド 最大ドライブ強度のClass I
クロック Class I 12 mA
  • x1 = 差動100Ω6
  • x2 = 差動200 Ω7
表 6.   MAX® 10DDR3コンポーネントのボード終端の推奨事項 MAX® 10デバイスでは、DDR3コンポーネントに対しボード終端が必要となります。
I/O規格 RS OCT オンボード終端
FPGAエンド メモリ・エンド
SSTL 15 Class 1 50Ω(キャリブレーション無) 80 Ωレジスタ 40 Ωレジスタ
表 7.  DDR3とDDR2でサポートされている外部メモリ・インタフェースの終端方法
メモリ・インタフェース規格 I/O規格 RSOCT RUP、RDN (Ω)
DDR3 SSTL-15 25 25
34 34
40 40
50 50
DDR3L SSTL-135 34 34
40 40
DDR2 SSTL-18 25 25
50 50
4 メモリ上のODT75 vs. ODT50は、オーバーシュート/アンダーシュート上昇を制限するため、アイ開口部を開く効果があります。
5 HALFは低減されたドライブ強度です。
6 x1はシングル・デバイスの負荷です。
7 x2は2デバイスの負荷です。